ニューヨーク市で開かれた国連総会に出席するため、姿を見せた北朝鮮外交部部長リ・ヨンホ氏(Amir Levy/Getty Images)

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 北朝鮮の指導者、金正恩(キム・ジョンウン)は核兵器計画において膨大な資源を費やしていたが、いっぽう、未払いが発生している。ニューヨーク市の駐車料金だ。

 米NBC放送局の調査チーム(I-Team)によると、北朝鮮の国連外交使節団の1990年代からニューヨーク市における未支払い駐車券が1,300枚以上あることが分かった。今年で総負債は15万6000ドルを上回ったと同局は報じた。

 I-Teamは、北朝鮮外交部へ駐車料金に関する質問を送ったところ、未払いとの調査内容は間違いだとの返事があったという。

 I-Teamは、ニューヨーク市44番街に位置する国連本部の近くで、北朝鮮・国連代表部のジョ・ジョンチョル報道官に話を聞いた。ジョ氏は、外交用の車両に対してニューヨーク市から優先駐車特権があり、I-Teamの調査は正しくないと述べた。

ニューヨーク市と米国国務省との間に2002年締結した「了解覚書(MOU)」により、外交駐車は特権により駐車料金を保留できる。 しかし、I-Teamによると、北朝鮮車両の未払いは2002年以前にあると指摘している。

 北朝鮮は、駐車違反を犯した唯一の国ではない。I-Teamの分析によると、多くの国々の外交使節団に割り当てられた車両は1990年代以降、合計1,600万ドル以上の罰金未支払いがある。

 主な駐車料金未払いの国はシリアが36万ドル、イランが18万ドル、ロシアが10万ドル、中国が39万ドルとした。これらの国々の外交使節団の代表らは I-Teamの取材に応じていない。

 MOUが2002年に締結されて以来、外交的な駐車違反が劇的に減少している。ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長は、各国外交使節団は引き続き駐車代を支払うよう求めている。

(翻訳・齊潤/編集・佐渡道世)