シンガポールでの裁判所前で記者団の質問に答えるアモス・イー氏(右、2016年9月29日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米シカゴ(Chicago)の移民裁判所は、シンガポール建国の祖、故リー・クアンユー(Lee Kuan Yew)氏を不敬な言葉を交えて非難する動画をブログで公開して逮捕され、注目を集めた10代男性の亡命を認めた。男性の弁護士が26日、明らかにした。

 亡命を認められたのは、映画制作者から活動家に転じたエイモス・イー(Amos Yee)氏(18)。昨年12月半ばに米シカゴに到着した際、米当局に身柄を拘束されていた。

 既に一審はイー氏の亡命を認めており、控訴裁判所は21日、同氏がシンガポールに帰国すれば迫害される恐れがあると予見できる十分な根拠があると判断した。

 弁護士のサンドラ・グロスマン(Sandra Grossman)氏は、イー氏が26日にも釈放されるとの見通しを明らかにした。

 イー氏は2015年3月、国民がリー氏の死の悲しみに暮れる中、同氏に対する不敬な言葉を交えた動画をブログに掲載。リー氏と英国の元首相、故マーガレット・サッチャー(Margaret Thatcher)氏に対する節度を欠いた描写の動画を投稿した罪などで4週間の禁錮刑を科された。また2016年9月には、イスラム教徒とキリスト教徒を侮辱する動画を相次いでインターネットに投稿した罪で6週間服役した。

 問題となった動画はイー氏のユーチューブ(YouTube)ページから削除されるまでに数十万回も再生された。
【翻訳編集】AFPBB News