26日放送、NHK「グッと!スポーツ」に、リオデジャネイロ五輪のバドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得した高橋礼華松友美佐紀の“タカマツ”ペアが出演。普段は見られないプライベートの一面や、五輪後にさいなまれた苦悩を明かした。

技の松友、パワーの高橋と、互いの個性を生かし合い、絶妙のコンビネーションで2016年3月から世界ランキング1位をキープするタカマツペア。まさに以心伝心という言葉がピッタリなあうんの呼吸を見せる2人だが、コンビを組むようになったのは偶然だった。

聖ウルスラ学院英智高校に進学してからコンビを組んだタカマツだが、田所光男総監督によると、きっかけは互いが「あまりもの」だったからという。メンバーを決めていく中で2人のことを忘れていた田所監督が、名前を呼ばれなかったと高橋から指摘され、急きょ松友と組ませたという。

タカマツが「軽い」と思わず苦笑するほど、思わぬ形で誕生したコンビは、わずか1年で高校日本一という快挙を果たし、田所監督も予想外だったという金メダルにまでたどり着いた。松友は「あのとき組んでいなかったら今はないと思う」と、同監督に感謝している。

すぐにコンビネーションの良さを発揮したタカマツだが、遠征など常に一緒にいるため、プライベートでは離れていることが多い。番組が取材したオフの日も、高橋が銀座でネイルを新しくしたのに対し、松友は競技用シューズのソールをつくっていた。

オフでも体のケアなどバドミントンのために時間を使うという真面目な松友は、高橋と一緒に遊ぼうとは思わないのかと聞かれると「フフフ」と笑顔で“拒否”。高橋は、同室で過ごす海外遠征中は2人で出かけることもあるが、国内では一緒に遊ぶことはないと明かした。

そんなペアが解消の危機に陥ったのは、リオ五輪が終わってから。高橋がモチベーションを失い、ことし6月のインドネシアオープンで格下に1回戦敗退を余儀なくされた際には、「もう自分たちはこれで終わりかな」と引退も考えたという。

だが1週間後、「最強の自分になりたい」との想いを後輩に打ち明けると、松友の返答は「同じ気持ちになれてよかった」。タカマツは、かつて憧れていた中国のペアのように、誰もが認める最強のペアを目指す決意を固めた。

お互いがいなければリオでの金はなかったと感謝し合うタカマツ。3年後の東京五輪に向け、新たな道を進み始めたペアに、嵐・相葉雅紀は「すごい深いところでつながっている」と感嘆した。