魚の骨を飲み込んでしまったこと、多くの人に経験があるでしょう。小さな魚の骨であれば消化される中で溶けてしまいますが、比較的大きくて太い魚の骨だと、身体の中で突き刺さってしまう可能性もあります。この記事では、魚の骨を飲み込むことで起きるリスクや、魚の骨を飲み込んでしまった場合の対処法について見ていきます。

魚の骨が喉に引っかかると苦しさや窒息のおそれがある

よく「魚の骨が喉に引っかかった」という状態がありますよね。唾を飲み込むときや息をするときなどに、喉に違和感を感じる場合がそれです。喉に引っかかった魚の骨をそのままにしておくと、やがて何かを飲み込む際に痛みが生じます。また、気道が細くなることで食べ物が喉に詰まりやすくなったり、息苦しくなって窒息を起こすおそれも出てきます。もし魚の骨が喉に引っかかったまま2〜3日経過した場合は、無理をせず病院へ行きましょう。ピンセットを使うなどして、喉に引っかかった魚の骨を取ってもらえます。

魚の骨が胃や食道に骨が突き刺さるケース

「たかが魚の骨で」と思うかもしれませんが、骨の大きさや太さによっては大がかりな手術が必要になるケースもあります。喉から入った魚の骨は、食道に突き刺さって腫れや出血、化膿することもあり得るのです。刺さり方によっては食道を魚の骨が突き抜けてしまうことも…。また、胃をピアスのように穿通した魚の骨が、内臓の静脈にまで突き刺さったケースも報告されています。魚の骨が体内のどこか一部に突き刺されば、腹痛や発熱、胸の痛みといった症状が起きます。魚の骨を飲み込むことは、思っている以上の危険を招くおそれがあるのです。

骨を飲んだらご飯の丸呑みはNG

よく魚の骨を飲み込んでしまった場合に、「ご飯を丸呑みする」という対処法が知られていますよね。ですがこれはNG!魚の骨が喉に引っかかった状態だと、喉の気道が狭くなっています。ここに噛まれていない丸呑みのご飯が入ってくれば、ご飯が喉に詰まって窒息するリスクが出てきます。もし魚の骨を飲み込んでしまったら、唾液や飲み物で魚の骨を押し流しましょう。

食事の際は事前に骨を取っておこう

小さめの魚の骨であれば、消化で溶けることがほとんどです。飲み込んだときの危険性が高いのは、タイやサバ、さんま、イワシなど骨の大きな魚です。食事の際は、しっかり骨を取ってから飲み込むようにしましょう。逆に小さな骨の多いアジやうなぎなどは、しっかり咀嚼することで身と一緒に骨を細かく砕き、喉や胃腸に突き刺さるリスクを軽減できますよ。


writer:さじや