英国の公共放送BBCが、25日から北朝鮮向け放送を開始した。

BBCは、平壌時間の25日午前0時(日本時間午前0時半)から北朝鮮向けの放送を開始した。プロパガンダ色は薄く、北朝鮮国内の聴取者以外でも違和感なく聞くことのできる内容となっている。

最初に伝えたニュースは北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相が25日、ニューヨークで記者に対して、米トランプ大統領のツイートを受けて「明確な宣戦布告だ」と発言した件だった。続いてバリ島の火山が噴火の兆しを見せ多くの住民が避難したこと、ドイツのメルケル総理率いるCDUが総選挙で勝利したことを伝え、最後は北朝鮮の天気予報で締めくくった。次いで、英語学習番組が放送された。

BBCワールドサービスのアンズワース局長は同社ウェブサイトで、次のように抱負を述べている。

「BBCコリアは、BBCワールドサービスが長年培ってきた伝統をベースに、公正で公平なニュースを伝える」

英国政府は韓国語を含めた11の言語の放送開始に2億9100万ポンドを支援している。

BBCの北朝鮮向け放送は平壌時間午前0時〜3時(短波5810、5830、9940キロヘルツ)、午前1時〜2時(中波1431キロヘルツ)だ。中波の周波数は、日本の特定失踪者問題調査会が運営する北朝鮮向け放送「しおかぜ」と同じもので、送信所は北朝鮮から1000キロほど離れたモンゴル・チョイバルサン県にあるものと思われる。

番組の一部は、ウェブサイトで聴取できる。

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