歓喜の決勝ゴール後に指揮官が負傷… スペインで起きた悲劇と苦悶の表情が話題に

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バレンシアが3-2で勝利 マルセリーノ監督は試合終盤の決勝点後、左太もも裏を負傷

 バレンシアは現地時間24日、リーガ・エスパニョーラ第6節の敵地レアル・ソシエダ戦に3-2と勝利。

 二度のリードを追いつかれながらも、後半40分にFWシモーネ・ザザが決勝点を叩き込み、熱戦に終止符を打った。これでバレンシアは今季3勝3分と無敗を継続し、4位をキープ。今季就任したマルセリーノ・ガルシア・トラル監督の下、過去2シーズン、ともに12位に沈んでいた名門は着実に復活への道を歩んでいるが、勝負強さを見せたソシエダ戦で、その指揮官に予期せぬアクシデントが起きたと話題になっている。

 試合は好調なバレンシアが、前半26分にFWロドリゴのゴールで先制。1-1で折り返した後半10分には、DFナチョ・ビダルが2点目を奪うが、4分後に失点し再び2-2と追いつかれてしまう。

 このまま勝ち点1を分け合うかと思われた同40分、ザザが勝利を手繰り寄せる値千金の決勝弾。ベンチに座っていたチームメイトやスタッフもピッチに飛び出し、歓喜を爆発させた。

 だが次の瞬間、マルセリーノ監督はなぜか苦悶の表情を浮かべている。そして左手で左太もも裏を押さえ、足を引きずりながらベンチへと戻っていった。実は指揮官は、決勝ゴールが生まれて歓喜を爆発させた際に、ハムストリングを負傷するという予想外のアクシデントに見舞われていたのだ。

「負傷した選手を抱えるよりは私自身が…」

 あまりの痛みに3点目を奪った喜びも吹き飛んでしまったのか、ベンチに戻った後のマルセリーノ監督は壁にもたれかかりながら左太もも裏を右手で押さえ、悲痛な表情を浮かべて戦況を見つめていた。それでも英紙「デイリー・ミラー」によれば、試合後には「少し怪我してしまったね。負傷した選手を抱えてしまうよりは、むしろ私自身が負傷するべきだと思うよ」と、前向きなコメントを残していたという。

これまでサラゴサやビジャレアルなどで手腕を発揮してきたスペインの知将だが、チーム再建に向けてバレンシアでも順調な船出を飾るなか、思わぬ悲劇を味わうことになってしまった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

【動画】DW Sportsの公式ツイッターが投稿した、バレンシアのマルセリーノ監督を襲った悲劇の瞬間

https://twitter.com/dw_sports/status/912262197014880256

DW Sportsの公式ツイッターが投稿した、バレンシアのマルセリーノ監督を襲った悲劇の瞬間