26日、中国版ツイッター・微博の騰訊新聞のアカウントが掲載したドッキリ映像が注目を集めている。資料写真。

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2017年9月26日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の騰訊新聞のアカウントが掲載したドッキリ映像が注目を集めている。

中国では、日本のテレビ局が8月30日放送した番組「V6の愛なんだ2017 史上最高の夏まつり!」の一コーナー「愛なんだの日 真夏の大告白大会」で、中学生が屋上から異性に愛を告白する様子が大きな話題となった。

中国では中高生の恋愛は「早恋」としてタブー視されている。以前に比べれば寛容になってきているものの、見つかれば学校や親からしかられることもある。しかし、同コーナーの動画がネット上で拡散すると、「感動した」「これこそが青春!」「自分も恋したくなった」といった好意的なコメントが多数寄せられた。

騰訊新聞は、このコーナーが好評を博したことを紹介した上で、「(中国の)高校生が親に電話して『恋人ができた』と伝えたら、親はいったいどんな反応をするのか」とし、実際には恋人のいない高校生に協力してもらい、電話で「恋人ができた」と伝えた時の親の反応を見る実験を行った。

1人目の男子生徒が「お母さん、僕、恋愛してるんだけど怒る?」と尋ねると、母親は「えっと…、恋愛してることは知ってるよ」と答える。男子生徒は「えぇ!?ちょっと待ってよ」とビックリ。「何で知ってるの?」と聞くと、「お金を使っているようだから」。さらに「反対しないの?」と尋ねると、「しないよ。勉強もしっかりしなさいよ」「大学に受かる前に相手の子を妊娠させるんじゃないよ」と返答。ネタばらしをするも、「もうコンドーム買ってあるのよ。あんたも男の子だから」とまで言われ、男子生徒はタジタジになった。

2人目の男子生徒は非常に緊張した様子で、電話をかける前に「ダメだ、怖すぎるよ!」と怯える。電話がつながった後もオドオドしながら、大きく息を吸って「恋人ができた」と母親に報告。「なんで電話で言うのよ。帰ってきて言えばいいでしょう」と言う母親に、「(恋愛しても)良いと思う?」と尋ねると、「良い悪いの問題じゃないのよ、ちゃんと話してくれないと」「相手の女の子は誰なの?」とかなり気にしている様子。ネタばらしをすると、「ははは…」と苦笑いした。

3人目も男子生徒。「落ち着いて聞いてね。恋人ができたよ」と告げると、母親は「なんてこと。誰と付き合ってるのよ」と返答。「反対する?」と聞くと、「うーん、反対するわね。あなたはまだ未熟だから」。「でも、僕はもう18歳だよ」と食い下がるも、「18歳でも未熟よ!」とピシャリ。

4人目は女子生徒で、父親に「恋愛してる」と告げる。「(相手は)誰?名前は?」と聞く父親。「お父さんは知らない人」と言うも、「名前くらい教えてくれよ」と再度質問する。女子生徒が答えずに「どう?」と聞くと、「いいよ」と返答。「それだけ?ほかにないの?」と聞くが、「だって情報が少なすぎるんだもの。話を聞いたら、もっといろいろ思うこともあるよ」と至極当然の回答。同級生であることを伝えると、「で、名前は?基本的な情報だろう?」と三度質問。「反対しない?」と聞くと、「しないよ。したことないだろう」と答えた。

この動画に対し、ネットユーザーは寛容な親が多いと感じたのか、「動画の女の子がうらやましい。こんなお父さんで」「女子生徒の親をもっとたくさん検証しないと」「私はいまだにママに反対される。もう24なのに…」といった声が相次いだ。

また、「恋愛には反対しておきながら、数年経ったら結婚しろとしつこく急かすんだよな」「『大学在学中に恋愛はダメ』って言っておきながら、もうすぐ卒業っていう時期に『恋人いないの?』と聞いてくるうちの親」「俺は母親に反対されたら、『反対してもいいけど、その代わり40になるまで結婚しろって言うなよ』と言ってやる」というコメントも。中国では「早恋」に否定的な考え方が根強い一方、大学卒業と同時に結婚をせかす親が多い。

このほか、「うちは18歳で恋愛OK。なぜならママが初めて男と付き合ったのが18歳だったから」というコメントや、「もし息子がこんな電話をしてきたら、まず相手が女か男かを聞く」というきわどいコメントも見られた。全体的には、依然として恋愛に保守的な中国人の考え方が垣間見えたと言えるだろう。(翻訳・編集/北田)