仏アルストムと独シーメンスのロゴ(2017年9月26日作成)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】フランスの重電大手アルストム(Alstom)は27日、ドイツの複合企業シーメンス(Siemens)と鉄道事業を統合すると発表した。新会社は世界2位の鉄道車両メーカーとなり、最大手の中国中車(CRRC)に対抗する。

 アルストムの声明によると、新会社の本社はパリ(Paris)圏に置き、シーメンスが株式の50%を取得する。

 アルストムはフランスが誇る高速鉄道TGVを製造し、フランス政府が大株主となっている。同社は競合するシーメンスとの統合について「アルストムの歴史で重要な節目となり、鉄道業界の統合で当社が基盤の役割を果たすことを裏づけた」と述べている。

 シーメンスのジョー・ケーザー(Joe Kaeser)社長兼最高経営責任者(CEO)は「長期的な視野で鉄道業界における欧州のチャンピオンをつくる」と強調した。

 中国では2014年に国有2社が合併して中国中車が誕生しており、アルストムとシーメンスは規模で圧倒されている。

 フランス政府は、ドイツとフランスの企業連合から始まった欧州航空機大手のエアバス(Airbus)に続き「鉄道のエアバス」をつくるべく、アルストムとシーメンスの統合を促していたとみられる。
【翻訳編集】AFPBB News