最近は中国人の交通マナー向上が感じられる動画も数多く投稿されるようになったが、中には切なくなってしまうものもある。資料写真。

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先日、中国河北省の路上で、道を譲ってくれたドライバーに対して女の子がお辞儀をして手を振る動画が注目され、称賛を集めた。最近はこうした中国人の交通マナー向上が感じられる動画も数多く投稿されるようになったが、中には切なくなってしまうものもある。

このほど、動画サイト・西瓜視頻に掲載されたドライブレコーダーの映像がそれだ。9月20日午前に河北省の路上で撮影されたもので、片側3車線の大通りを走行中のドライバーが、前方の横断歩道を渡ろうとしている男性と小学生くらいの男の子2人を発見。手前で停車し、道を譲った。すると、2人の男の子はドライバーに向かって深々とお辞儀をする。ここまでは心温まる映像なのだが、男の子たちが渡ろうとすると、隣の車線を走ってきた車とぶつかりそうに。結局、隣の車線の数台は道を譲ることなく走り去り、男の子たちはしばらくやり過ごした後、ようやく渡っていった。

ネットユーザーからは、「このドライバーは素晴らしいな」「お辞儀をされたドライバーはきっと一日気分が良かっただろうね」「2人の男の子は教養があるな」「2人の男の子に希望を見た」など、男の子とドライバーに称賛の声が寄せられる一方で、「歩行者に道を譲るドライバーが一人だけでは、我が国の民度も思いやられる」「このドライバーは学ぶべきだが、隣のレーンを走ってきた数台のドライバーはどうしようもないな」といった憤りのコメントも寄せられた。

同じく同サイトに掲載された別のドライブレコーダーの映像でも同様だ。横断歩道を渡ろうとする2人の子どもに、ドライブレコーダーを搭載した車が道を譲るのだが、隣の車線を走ってくる車は道を譲らない。見かねたドライバーが隣の車線にゆっくりと車をはみ出させ、走ってくる車をブロックして子どもたちを渡らせてあげた。この動画にも、ドライバーへの称賛が寄せられている。

交通マナー向上が叫ばれて久しい中国。実際に「車が道を譲ってくれた」「歩行者からお辞儀をされた」といった体験談が増えるなど、一定の改善はみられるようだが、全体としてはまだ道半ばといったところだろうか。(翻訳・編集/北田)