米首都ワシントンのホワイトハウスで開かれた下院歳入委員会との会合で話すドナルド・トランプ大統領(2017年9月26日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は26日、北朝鮮旅行中に拘束され、釈放後に米国で死亡した米国人学生オットー・ワームビア(Otto Warmbier)氏(当時22)に「信じられないほどの拷問」を行ったとして、北朝鮮を非難した。北朝鮮に対する挑発的な発言を抑えるようにとの韓国・中国からの要請を無視した形だ。

 トランプ氏が北朝鮮によるワームビア氏虐待を公に非難したのは初めてで、両国間の緊張激化につながる可能性が高い。

 オハイオ(Ohio)州出身のワームビア氏は6月、拘束されていた北朝鮮から昏睡(こんすい)状態で釈放され、米国に帰還した数日後に死亡した。

 北朝鮮が拷問をしたと公に非難すれば、北朝鮮側の反発を招き、現在も拘束されている他の米国人の釈放が困難になる可能性もあり、トランプ氏はこれまでそのような非難は控えてきた。

 だが26日朝にテレビ番組に登場したワームビア氏の両親を見たトランプ氏はこれまでの懸念を退け、ツイッター(Twitter)に「オットーは北朝鮮によって信じられないほどの拷問を受けた」と書き込んだ。

 この投稿の直前には韓国が同盟国である米国に対し、緊張感を高めるような発言を控えるよう要請。また北朝鮮の同盟国である中国も、どんな争いにも「勝者はいない」と警告していた。
【翻訳編集】AFPBB News