日本ハムの宮西尚生

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● オリックス 2 - 6 日本ハム ○

<22回戦 京セラD大阪>

 日本ハムが接戦に勝利。1点リードの8回を無失点に抑えた宮西が、10年連続となる50試合登板を達成した。

 日本ハムは3回、3番大谷の中犠飛で先制。4回は8番石井一が粘った末に左前適時打を放ち、2-0とリードを広げた。2-2で迎えた7回には、7番大田が遊撃への適時内野安打を放ち、これが決勝点。1点リードの9回は5番レアード、1番西川の適時打などで、ダメ押しとなる3点を加えた。

 プロ初勝利がかかる先発・石川直は、5回まで快調に無失点。2点リードの6回もマウンドに登ったが、1番T-岡田に同点2ランを浴び、続く大城にも右前打を許し降板した。それでも代わった公文が、3番吉田正を併殺。直後に打線が決勝点を奪ったため、今季3勝目が転がり込んだ。

 3-2の8回には、宮西が4番手として登板。安打と四球で二死一、二塁のピンチを背負ったが、5番小谷野を遊直に仕留め、節目の登板を無失点で切り抜けた。

 宮西は昨シーズン58試合に投げ、9年連続50試合登板のパ・リーグ最長記録を更新。プロ野球記録は中日・岩瀬の15年連続で、宮西は今夜、この偉業に近づく10年連続50試合登板をクリアした。