レガシィ OUTBACK Limited(写真: SUBARUの発表資料より)

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 米国の2017年7月の新車販売台数は7カ月連続の前年割れとなるなか、スバルが68カ月連続で前年実績を上回っている。内訳でもアウトバックは依然好調で、7月は新記録の1万7,581台を売り上げており、前年同月比19.6%増、18カ月連続の前年実績超えという快挙である。そんな米国でものすごい人気のアウトバック(国内ではレガシィ・アウトバック)の大幅改良モデルが、日本で10月5日に発売となる。

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 スバル・グローバル・プラットフォームの使用は、フルモデルチェンジまでお預けだが、サスペンションセッティングなど、現プラットフォームで出来ることは行ってきているようだ。インプレッサなど新グローバル・プラットフォームの出来が良いだけに、スバル旗艦としてアウトバックには譲れないところがあるであろう。

■なぜスバル・アウトバックが米国で人気なのか?

 まず、圧倒的に日本と比較して人口が多いのだから、アウトバックの販売台数が多くて当たり前である。しかし、もっと大きな違いは国土の広さと地理的要因とライフスタイルである。

 あの広大な土地を長距離移動しようと思ったら、舗装道路だけではすまない。未舗装の道路も難なく走れなければならない。しかし、アウトバックの最低地上高は220mm(日本仕様200mm)ほどもあって、多少の凹凸があってもラクラク乗り越えられるし、4輪駆動(AWD)であるから、悪路の走破能力がある。この最低地上高は、街中での使用でも縁石など気にしなくても済む安心感を与えてくれる。

 またバケーションが長いアメリカでは荷物をたくさん車に積む。アメリカに行くと、お世辞にもキレイとは言えないアウトバックが走っている光景をよく見るというが、その車体の屋根には荷物が積まれていることが多いという。

 アウトバックはSUVといってもステーションワゴンの最低地上高が高いタイプのクルマである。後部座席の後ろにカーゴスペースも十分あるはずなのだが、それでも足りないのでルーフに載せるのである。それにはあまり車高の高いSUVでは不便で、アウトバックの高さがちょうどいいのである。

 さらにアウトバックはスバル特有の水平対向エンジのため、低重心である。そのため高速走行の安定性もある。悪路もよし、高速もよしとそんな実用の便利さが、スバル・アウトバックが米国で人気の理由であろう。

 もちろんアイサイトの性能の良さも、セールスポイントの一つとなっている。

■日本で発売のアウトバックの改良点は?

 今回日本で発売のアウトバックは、エクステリア、インテリアの改良はもちろん、アイサイトなど安全性能、エンジンやサスペンションなどの走行性能にまで改良が施されている。

 アイサイトは、後退時自動ブレーキシステムがついたり、全車速追従機能付クルーズコントロールで0〜約120km/hまで車速域が拡大されるなどしている。

 走行性能では、エンジン部品の軽量化と制御の最適化、リアトロニック(CVT)のショートピッチ化と再キックダウン制御採用、サスペンションのチューニング変更などがある。

 高速でも良し、悪路でも良し、雪道でも良し、スバル伝統のフルタイム4WDは、どのような天候でも対応でき、車中泊も出来る実用性の高さを備えている。それはサーファー、アウトドア派などにはたまらない魅力であろう。