テレビや雑誌などで、シンプルな生活をするためのアイデアを披露している、整えアドバイザー・阪口ゆうこさん。整理収納はもちろんのこと、家事や料理などをストレスなくこなすための工夫が共感を呼んでいます。収納や家事で培った「ゆる管理」を応用して、苦手だったという家計管理も克服しつつあるのだそう。

阪口さんが試行錯誤した結果たどりついたという、ムリなく続く、ゆる家計簿のやり方を語っていただきました。本気で家計簿をつけようとするとかなり面倒です


緻密に書き込んだり、レシートをはったり、スマホを使ったり…。いろいろな家計簿のつけ方がありますが、どれもさっぱり続かなかったダメ女です。どうも。

家計簿って、とにかく面倒くさいイメージがいっぱいですよね。どうやったら続くのかなと、これまでずっと考えてきました。そして、できるイメージがわかないことはやめようと思いました。まずやめようと決めたのは、細かく記録をしていくこと。性格的に絶対ムリ、続けられないのが目に見えています。

次にやめようと思ったのは、厳しい節約目標を設定すること。以前、カツカツの節約生活で心がすさんだことがあるので、即却下。

はじめからできないことがわかると、結果的に、どうすればいいかがシンプルにわかるようになります。家計簿がとことん苦手な私が行きついたのが、きっちり管理しなくてもなんとなく貯まる「ゆる家計簿」です。書くタイミングが結構大事!ゆる家計簿のやり方

私にも続けられる家計簿を…と思って用意したのは、1枚の紙だけ。月曜日から日曜日までの曜日を横軸にして、5週間分書き込めるように縦軸を5本に割って表にしました。


こんな感じ。これで1か月使えます。日付とかは面倒なので入れていません。つくりもシンプルなら使い方もシンプル。基本ルールはこの2つだけです。(1)1週間の予算を決める

夫と小学生の子どもが2人いるわが家では1週間の予算を2万円としました。「高くない?」と感じる人もいるかもしれませんが、食費、日用雑費だけでなく、平日の外食など「財布から出ていくお金」すべてをまかなうと、まあこんなものではないでしょうか。ムリめの金額設定にせず、イレギュラーがなければ、ラクラク越えられる程度のハードルにしておくことがポイントです。

当然、ほとんどの週でお金が余るので、モチベーションもガンガン上がります。毎週数千円ですが、余って貯金できてるんですから。(2)買い物に行く前に前回使った金額を書き込む


使ったお金はレシートの合計額を転記するシステムです。月曜日から使ったお金の「累計額」を書き込んで、日曜日のところに1週間の予算と支出の差し引き合計を記入しています。上の写真では、予算に対して2173円余ったということですね。

重要なのは買い物をした「あと」ではなく、買い物に行く「前」に書き込むこと。つまり、買い物に行く直前に、前回の買い物の金額を書き込むわけです。
というのも、買ったあとの記録は「こんなに使っちゃった〜」という後悔&自己嫌悪だけになりがち。結果につながりません。一方、買う前に、前回の買い物を記録すると、同じように使いすぎてしまったときであっても、「こんなに使ったのか〜。じゃあ今日は節約食材を中心に買おう!」とか「帰りに無印良品に寄ろうと思ってたけど、やめとこ!」と、前向きな行動につながるんです。

もちろん、「だいぶ残っているから、今日はちょっと豪華にやろうかな!」なんて考えてみるのもあり。
その都度、振り返りながら予算を調整できて、1週間に決められた枠内をフルに楽しむことができるんです。


記録した家計簿はいつも目に入るところにペタッと。こんなにゆるいやり方なら、続けられそうです。いずれは、少しずつ工夫しながら、自分に合うやり方を見つけて、いつかは正統派の家計簿に再挑戦したいなと思っています。

みなさんも、「できそうにないこと」は目指さずに、ムリなく続くやり方を探してみてください。

【阪口ゆうこさん】
整えアドバイザー。夫、小学生の長男、長女の4人暮らし。自宅セミナーで収納や時短家事など暮らしをスムーズに回す工夫をレクチャーする。著書に『家族がいちばん。だからきちんと選べる。きちんと使える。ゆるミニマルのススメ』(日本文芸社刊)がある。月間200万PVのブログ「HOME by REFRESHERS」を更新中。