金持ち父さんロバートが断言する「マイホームは負債」

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素敵なマイホームを手に入れることは一生の夢だが……

今回は、「マイホームはなぜ負債か」についてです。私の実の父「貧乏父さん」は高い教育を受け、ハワイの教育局長にまで登りつめました。高い給料をもらい、家を買い替えてはマイホームを大きくしていきました。

家が大きくなれば、その分支出が増えます。月々の住宅ローンやその他の支払いが増え、母は月末になると台所で請求書の山を前にして泣いていました。しかし父は、マイホームは最大の資産だと信じきっていました。金持ち父さんに学んだ私は、「マイホームは負債だ」ということを説明しましたが、父との議論は険悪なムードで終わりました。

多くの人にとって素敵なマイホームを手に入れることは一生の夢だということは、私にもよくわかります。でもそれが、本当にあなたの資産なのかを冷静に考える必要があります。答えを言ってしまうと、それは銀行の資産であってあなたの資産ではありません。

金持ち父さんの「資産」と「負債」の定義を覚えていますか? それは次のようなものでしたね。

・「資産は私のポケットにお金を入れてくれる」
・「負債は私のポケットからお金をとっていく」

ほとんどの人は完全には自分のものにならない家のために一生お金を払い続けます。住宅ローン返済のいくらかを所得税から控除することができたとしても、その他の費用は所得税を支払った後の収入から支払わなければなりません。

固定資産税もばかになりません。妻キムの両親は、固定資産税を支払い続けることができずにマイホームを手放したことがあります。マイホームの価値が上がり続けるとは限りません。「いざというときは売れる」と思って買ったものの、買った価格よりずっと安い値段でしか売れないと悩んでいる人は大勢います。

最大の損失は、マイホームにすべての余剰資金を注ぎ込んでしまったら、投資に振り向ける資金がなくなることです。家にかかる支出が増え続ける一方で、資産の欄には何も貯まりません。私はマイホームを買うなと言っているのではありません。ただ、買い手にとって「マイホームは資産ではなく負債だ」ということを理解してほしいのです。

では、負債を問題なく買うにはどうすればいいのでしょうか?簡単です。「マイホームを買うのに充分なキャッシュフローを生む資産を買って、そのキャッシュフローでマイホームを買えばいい」のです。

これが、金持ち父さんが私に教えてくれた方法です。私もこの方法でマイホームやマイカー、その他のぜいたく品を手に入れ、しかも、ますます金持ちになっています。キャッシュフロー(不労所得)でマイホームを手に入れるために、まずはお金と投資について学んでください。不動産投資家として成功している私の妻キムは、「これはロケット工学じゃないのよ」とよく言っています。学んで行動すること、間違いを犯しそこから学ぶことを怖れなければ、誰にでもできることです。

興味のある方は、不動産投資の勉強を始めてみましょう。ネットや雑誌、書籍、セミナーなど、情報源はかつてないほど豊富です。近所の不動産屋さんに足を運んでみましょう。賃借人ではなく、投資する人間としてです。毎日の学習の積み重ねがあなたの資産を築く基礎になります。

今、あなたがお金をいくら持っているかは問題ではありません。今、あなたが何をするかが問題です。それがあなたの将来を創るからです。お金について楽しく学びましょう。

ロバート・キヨサキ氏
投資家、ビジネスマン、ベストセラー作家。著書『金持ち父さん 貧乏父さん』にて金持ちがお金について自分の子供たちに教えていること、中流以下の人たちが教えていないことを明かす。労働所得(給料)で生きるのではなく、お金がお金を稼ぎ出す不労所得の重要性を説き、お金教育の一環として『キャッシュフローゲーム』を開発した。
(文:あるじゃん 編集部)