ビッテンコートの左からのクロスに中央で合わせたが、GKにブロックに遭い……。この試合では、前節とは違って他のプレーもあまり良くなかったこことで、大迫はかなり厳しい評価を受けた。 (C) Getty Images

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 ブンデスリーガ第7節は、日本人選手たちにとって厳しい週末となった。1部では5人が先発入りを果たしたものの、好パフォーマンスを発揮することはできず、低調な評価が並ぶことになった。

 5連敗で最下位ケルンの大迫勇也は、ハノーファーとのアウェーマッチで、2トップの一角として76分までプレー。63分には決定機を迎えたが決めきることができず、スコアレスドローに終わった。
 
『ビルト』紙はチーム最低タイとなる5点、『キッカー』誌もチーム単独最低点となる4.5点を付ける、厳しい評価となった。
 
 地元紙『エクスプレス』もチーム最低タイの5点を付け、「また決定機を迎えたが、不運だった」と、チャンスを逃した点を指摘している。
 
『ケルナー・シュタットアンツァイガー』は4点で「規律正しい動きが見られたが、ゴール前では脅威がなかった。後半にケルンを浮上させるチャンスがあったものの、決めきれなかった」とその働きを評価しつつも、攻撃面での物足りなさも記した。
 
 RBライプツィヒのホームに乗り込んだフランクフルトでは、長谷部誠が先発フル出場し、鎌田大地が開幕戦以来となる出場で56分までプレーした。
 
 リベロのポジションに入った長谷部だったが、2失点目に関与。4点を付けた『ビルト』は、「彼の試みたクリアは、不運にもヴェルナーのもとに転がり、2点目を決められてしまった。後半は、前への組み立てにより取り組んだ」と記している。『キッカー』はやや厳しめで4.5点だった。
 
 地元紙『フランクフルター・ノイエプレッセ』は以下の通り、プレーを評価しながらも、結果に繋がらなかったことを指摘している。
 
「リベロとしてプレーしたこの日本人は、前節のボランチより明らかに良くなった。フランクフルト守備陣の穴を、彼はほとんど埋めていた。しかし最初の失点の場面では、彼はその場におらず、2点目の際のクリアはうまくいかなかった」
 
 一方、攻撃的MFとしてプレーした鎌田には、厳しい評価が下された。
 
『ビルト』は5点を付け、「レビッチに代わって驚きの先発入りを果たしたが、全く機能せず。14回しかプレーに関与しなかった。彼はまだ、ブンデスリーガでプレーするには力不足のようだ」と記している。『キッカー』も、チーム単独最低点となる5点を付けた。
 
 地元紙『フランクフルター・ノイエプレッセ』も最低評価を付け、「この若い日本人は、ブンデス2試合目でも、驚くほど存在感がなかった。56分の交代までに、17回しかボールに触らなかった」と酷評している。
 ヘルタ・ベルリンをホームに迎えたマインツは、1-0で勝利。1トップとして87分までプレーした武藤嘉紀は、決勝点に繋がるPKを獲得した。
 
『ビルト』は「この日本人は長い間、運に見放され、1トップとしてほとんどボールを貰えなかったが、勝利に繋がるPKを獲得した」と記し、3点を付けた。対して『キッカー』の評価は、4点と低調だった。
 
 地元紙『アルゲマイネ・ツァイトゥング』も4点を付けたものの、「5バックの犠牲となった。彼の他に攻撃的な選手は2人しかおらず、何かをもたらすためのボールをあまり受けられなかった」と同情を示している。
 
 レバークーゼン対ハンブルクでは、酒井高徳が先発フル出場。しかし、『ビルト』は4.5点、『キッカー』は5点と、評価は低調なものに……。
 
 地元紙『ハンブルガー・アーベンドブラット』は、試合日に行なわれた総選挙の結果になぞらえ、「FDP(自由民主党。議席を10パーセントほど伸ばした)のように、前回よりはだいぶ良かったが、十分だったわけではない」と記した。
 
一方、この試合でブンデスリーガ・デビューを果たした伊藤達哉は、出場時間が短かったため(82分から交代出場)、採点はなかった。
 
 最後に2部リーグでは、第8節のザンクト・パウリ戦でデュッセルドルフの宇佐美貴史が先発し、1ゴールを決めてチームの勝利に貢献した。
 
『ビルト』は2点、『キッカー』は3点と高評価。しかし、地元紙『ヴェスト・ドイチェ・ツァイトゥング』は4点と厳しく、「9分の先制点は良かったが、走りの面でもっと求めなければならない。プレーに絡む機会が少なく、早い時間で体力が切れた」と、スタミナ面の問題を指摘した。