リビングは家の顔。家族がいちばん長くいる場所でもあるので、居心地のいい空間にしたいものです。ただし人が集まるだけに、ものが散らかりがちで、狭く見えてしまうという悩みを抱えている人も多いのでは。そんななか、背の低い家具を並べ、余白をつくることで、圧迫感のない広々としたリビングを実現しているのが、ルームスタイリストの瀧本真奈美さん。100円ショップのアイテムを使い、お金をかけないのもこだわりです。

「100円ショップなどで買った安いアイテムをリズムよく並べたり、キッチンアイテムをあえて日用品の収納に使ったり。そうすることで、空間にも統一感が生まれ、シックな印象になりますよ」。瀧本さんのインテリア術を教えてもらいました。


「100円ショップのアイテムを使い、お金をかけないのも私のこだわりです」リビングに欠かせない収納アイテムこそ自由に!

ものをしまったり隠したりするのに、必ずしも収納アイテムを使う必要はありません。インテリアのテイストになじむさまざまなものを駆使して、おしゃれに片づけるのが瀧本さん流のしまい方!●ほうろうのストッカーはオモチャ収納に


テレビ台にさりげなく置かれたほうろうのストッカー。フタを取ると、中にはオモチャが。「孫が来たときのために、安全な丸い形がぴったりでした」。●視線の先はできるだけ抜け感を意識する


シンプルなオープンシェルフは、目線の高さに余白をつくりディスプレースペースに。各棚に入れるものも吟味します。「床に座ったときの目線の高さに抜け感が欲しくて、あえて上段に木箱を並べました。目線がくる中段は、余白をもたせつつディスプレースペースに」。●収納アイテムは統一感をもたせる


リビングにあるゴチャつきがちなこまものは、同じ木箱で分類収納し、まとまり感を。上段には家族共有の筆記用具を、2段目にはメガネや時計などの個人のものを収納。木箱もネームプレートも100円のものを使用。●ネームプレートでシックに


●麻ひもをガラスビンに入れ圧迫感をカバー


よく使う麻ひものストックは、大きなガラスビンに入れて。「クリアで見とおせるから、大きくても圧迫感がないんです。見た目もかわいいですよね」。●形がバラバラなオモチャは白い容器で見た目の統一感を。


いちばん下の棚に並んだ白い容器には、一方に積み木、もう一方には風船をイン。「形がバラバラなものは、容器を統一すれば、目にうるさくありません」。●同じものをリズムよく並べる


100円ショップで購入した金属製のカップをペイントしてサビたようにエイジング加工。手の届きやすい位置に並べて、夫婦それぞれが使う鍵を収納しています。1つだけだといかにも置いてあるという感じがしてしまいますが、「2つ並べることで、テンポがつきます。雑然と見えないのがいいんです」。●空間を演出する


ドライフラワーを飾っているのは、100円ショップの排水口受け皿にガーデニング用のチェーンをつけたもの。「コーナーに置いたテレビの上があいていたので、ディスプレースペースに」●定位置の定まらないものはインテリアに溶け込む麻のバッグに


いろんな場所で使うノートパソコンや本は、定位置がないので、どこに置いてもなじむ麻のバッグに入れておきます。「掃除の際の移動や2階へ運ぶのもラクチンです」。●カーテンレールの上に使っていないカゴバッグを


窓の上の壁には文字ステッカーをはり、そこに添えるようにカーテンレールを活用してカゴをのせています。「お気に入りのカゴバッグなので、空間のアクセントとして役立てました」。●芳香剤をオイルポットでおしゃれに香らせて


そのまま表に出しておきたくない芳香剤は、古道具屋で買ったオイルポットにしのばせて。「インテリア用品と見せかけて、生活感をカバーします」。●チリトリを壁面にかけ、フラワーベースに


友人が買ってきてくれた形のユニークなチリトリは、壁にかけてフラワーベースに。「この大きさがちょうどよくて。省スペースだし、寂しい壁が華やぎます」。

●教えてくれた人
【瀧本真奈美さん】
ブログで身近なものをリメイクしてつくるナチュラルアンティーク風雑貨を紹介。ブログ『ルームスタイリスト瀧本真奈美のナチュラルアンティークRoom』を更新中。著書に『lovelyzakkaの100円グッズでかわいい収納アイデア』(扶桑社刊)など。

<撮影/山田耕司 取材・文/ESSE編集部>