物理や生物などの理系科目が苦手でした。勉強しなおしてみようと、「Kurzgesagt」の動画を見ると、物理や生物の授業を改めて聞いてるだけではなく、いろんな生き物は、それぞれの世界で必死に生きているのだと、深いものを感じてしまいます。

のっけから、だいぶアリエナイ検証ですけど…。

ネズミと犬と象を高層ビルの上から落としたと仮定します。このとき、地上には安全のためのマットレスを重ねてあるとしての検証です。

ネズミはマットレスの上に着地し、ちょっとイラついてるかもしれません。だってビルから突き落とすなんて失礼だし。では犬の場合は。残念ですが、骨も内臓もぐちゃぐちゃになってそのまま死に至ります。そして象の場合は、マットレスなんて意味もないくらいに、破裂し、もう周りが赤く染まります。

物理学では大きさ(サイズ)は見過ごしてしまう大事な調節装置でもあります。大きさによって、私たちの構造、そして周りの世界の中で生きるか、死ぬのかを決める要素でもあるのです。

大きさが違えば
“生きる法則”も違う

ではなぜネズミが無事で、犬と象は助からなかったんでしょう?それは物理的法則が、それぞれの動物の大きさによって違うから。小さければ小さいほど、重力の脅威は少なく、落下しても死には至らないことが考えられます。

にしてもなぜ、小さい生き物ほど、落下しても無事なのでしょうか?

例えば象の場合。彼らは大きすぎて、その質量に対して耐えられる表面面積が少ない。ここに生死を隔てる壁があります。

質量に対して運動エネルギーが多く、遅くならないのが理由。そのため、象は高層ビルから落ちると、自分に叩きつけられて、跡形ない惨状になってしまうのです。

また種類によっては、虫は表面面積が以上に大きくも質量は小さく、そのため、飛行機から落としたとしても地上に降り立って歩ける、というのが物理が示した答え。つまり昆虫たちにとって、高所はさして脅威にはなり得ないのです。

脅威と隣り合わせ
昆虫と水の関係

昆虫にとっての脅威は、水です。

どのように脅かされているのか。水はへばりつく性質を持っています。そして透明に近い皮膚のような膜が張ってあるのです。私たちにとってその膜は、ほぼ気づかないようほどのものですが。

昆虫の場合、その膜が命取り。水の表面面積が強い力で吸引されてしまうのです。昆虫にとって、水は液体ノリのようなもので、もし水の内部に入ってしまえば、そのまま膜から逃れなくなって、溺れて死んでしまうのです。

そのため、昆虫は水をはじくように進化しました。例えば、昆虫の皮膚骨格の上にはっ水効果のあるワックスが塗られているようになっていたり、または、全身に産毛が生えるようになり、水を柵のようにブロックさせることも。

水への耐性のみならず、虫も環境に合わせた進化を遂げてきました。例えば、水の表面張力では破れないほどの小さい毛で覆われているため、水に潜ることのできる虫もいます。そして防水の毛を足に持つ、アメンボも水の上を歩けるように進化しましした。

それぞれのサイズによって、それぞれの世界が隣同士で存在しています。

このように、物理や生物の進化は、生命の大きさによって違うものであり、そしてそれぞれの大きさの世界で生きています。そして10億年と長い歳月をかけて、それぞれの生きる世界に合わせた法則により、進化をしていきました。

馬ほどの大きさのアリが存在しない理由、アメーバほど小さい象が存在しない理由はここにあるのかもしれませんね。

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