イギリスのスーパーカーメーカー、マクラーレンは「570S  スパイダー」を日本(アジア)で初披露した。こちらは2017年6月のイギリスで開催されたグッドウッド(モータースポーツイベント)でワールドプレミアしたモデル。価格は税込み2898万8000円から。

 2016年8月に実用性にすぐれるモデルとして登場した570GTに継いで登場した今回の「570S  スパイダー」は同じ空力性能を発揮しながらオープンエアーを楽しむことができる。構造の強度は変えないままクーペボディに対して車重はわずか46kgプラスの1498kgに抑えた。

 エクステリアは同社650S、675LT スパイダーに採用したリトラクタブル・ハードトップを取り入れ、40km/h以下なら、走行中でもわずか15秒で屋根を開閉することができる。またオープン走行時でもガラス製電動式ウインドディフレクターで風切り音を軽減するなど快適性を確保。

 リヤスポイラーはクーペモデルより12mm高い位置に設定したことでダウンフォースが増加し、オープンながらクーペモデルに匹敵するするようなバランスがとれている。

 今回展示されたキュラソー・ブルーを纏う「570S  スパイダー」のインテリアに目を凝らすと、スウェード基調のダッシュボード中央に7インチIRIS液晶タッチスクリーンで空調やインフォテイメントの機能を調整することができる。

 シートはナッパレザー、アルカンターラを選択できるほか、マクラーレンP1に採用されたカーボン・ファイバー・シェルを使用した軽量シートも選ぶことが可能だ。

 ボディカラーはキュラソー・ブルーの他に、ベガブルー、シシリアン・イエローの3色が新たに加わり、全20色から選択することが可能となった。

 ミッドに搭載される3.8リッターV8ツインターボエンジンからは570馬力/600N・mを発揮し、トランスミッションは7速SSGを組み合わせる。0-100km/h加速は3.2秒、最高時速328km/hを可能とした。

 マクラーレン・オートモーティブ・アジア日本支社代表の正本嘉宏さんは「日本は非常に重要な戦略的なマーケットです。市場の規模として世界で4番目とアジアでは最大のマーケットとなっています。全世界の生産台数の6%が日本で販売されています。2015年90台、2016年179台と倍増しました。現在は名古屋、東京、大阪、福岡と4つの拠点で販売を行っています」

「今年も11月に第5回となるカスタマーイベント、トラックデイ ジャパンが富士スピードウェイで開催されます。また、来年に向けプロフェショナルレーシングドライバーと共に本格的なサーキット体験を楽しんで頂くプログラム『ピュアマクラーレン』も企画しています」と発表した。

 またマクラーレン・オートモーティブ・アジア・マネージング・ディレクター ジョージ・ビッグスさんは、「会場に入って頂く前にたくさんの歴代マクラーレンが展示されていたと思います。今回、ここにお越し頂いた理由は2つあります。まずは新しいクルマを見て頂きたいこと。それと、9月6日に発売したドキュメンタリー映画『マクラーレン』の紹介です」

「創立者であるブルース・マクラーレンの人生を追ったもので、当時の生き証人の会話などを盛り込んでいる非常に面白いものとなっています。現在にも通じる決意・情熱などがあります」と語ってくれた。

 今回はデザイン・オペレーションズ・ヘッドのマーク・ロバーツさんも来日。

「オープンエアーという+αされた要素が加わり、凄くダイナミックなエレガンスを感じる仕上がりになりました。ラップタイムや最高速を追求したモデルではありません。スポーツシリーズですが人とクルマ、そして道路。一体感を感じて頂けるようにデザインしました」

「スポーツシリーズはサイドシルの部分を改良し、簡単に乗り降りできるようにしました。そのおかげでスパイダーはこのセグメントのなかでもっと軽いクルマに仕上がっています」と話してくれた。

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