私が感じているこのダルさ、もしかして秋バテ……と思った方に向けて、体を温めていくことの大切さを前回の記事でご紹介しました。
寝室を秋仕様にチェンジすることや、食事・飲み物の工夫などのほかに、日常で簡単にできる対策を覚えておくと、重かったカラダが少しずつ軽快モードに変わっていく手応えを感じられるはず。
今回は、前回の記事〈飲み物&食事・入浴編〉に続き、ちょっとした工夫で日常に取り入れられる〈飲み物&食事・入浴編〉をご紹介します。気持ちのよい秋を楽しく過ごせるよう、ぜひ試してみてくださいね。

レジャー、読書、スポーツ、芸術と楽しみが多い秋だからこそ、元気モードで!


秋バテを改善するために、どんなことをすればよいの?

「体の冷え」や「自律神経のバランスの崩れ」によって秋バテの症状が出るといわれますが、カラダが重ダルい、やる気が出ない、食欲がない、眠れないなどの症状を改善するためには、何より「体を温める」ことが第一の条件となります。
【食事の際に温かいものを食べるようにしよう】
内臓の冷え対策として氷入りの冷たい飲み物をなるべく控えることも大事ですが、湯船に浸かって体の深部をしっかり温めてあげることも、とても大事な対策のひとつといえます。これらは、前回の記事でもご紹介した通りですが、さらに、これら以外にできるもたくさんあります。一部をあげると……、
●軽い運動をする
●良質な睡眠をとる
●ツボを押す……など
もちろん「全部やりましょう」ということではなく、日常の中で気軽に取り入れるものがあれば、できることから試してみてください。秋バテのひとつに「やる気が起きない」といった症状も含まれますので、「無理をしない」ことも対策のひとつといえるからです。


秋バテ改善に適したストレッチとは?

軽い運動は季節を問わずに日常的に取り入れたいものですし、特に秋バテにも効果が発揮されます。でも、日々の生活にウォーキングやジョギングなどとり入れるのは、多くの人にとって時間的に難しいことも確かですね。
そんな人ほど、時間のある時にオフィスでも自宅でもできる簡単ストレッチを取り入れてみては。
【簡単ストレッチ1/足裏から体の深部を温めよう!】
立った状態で足裏にゴルフボールを置き、自分の体重をボールに乗せてながら足裏を刺激しましょう。
ちょうどよい力加減をみつけながら足裏でボールをコロコロ転がし、痛すぎない程度に足裏を刺激します。すると不思議なことにカラダ全体がホカホカ温まってくることを体感できるはずです。

何かにつかまって、片足ずつ足裏ストレッチしよう

【簡単ストレッチ2/自律神経のバランスを整える呼吸ストレッチ!】
おなかの中まで酸素を十分に取り入れる。その状態で3〜4秒息を止める。次に、1円玉くらいの大きさに唇をすぼめて、肺の中の酸素を7〜8秒かけてゆっくりすべて吐き出す。
人は緊張状態に置かれると自然と呼吸が浅く(胸呼吸)なりますが、逆に心を鎮めるために深呼吸が効果的であることはよく知られていますよね。私たちは普段、無意識に呼吸していますが、体内に十分な酸素が行きわたらない浅い呼吸を続けていると、肺、血液、細胞に十分な酸素(栄養素)がとり入れられないことになってしまいます。
こうした点から「あ、浅い呼吸をしているな」と意識したら、すぐにこの呼吸ストレッチをを数回繰り返しましょう。ココロが落ち着く=身体機能を健全に保つ自律神経が正常に機能していることを意味しますし、良質な睡眠を取るためには自律神経のバランスを整えることが肝要なので、呼吸がとても大切になってくるのです。
【簡単ストレッチ3/副交感神経が刺激する胸を開くストレッチ】
両腕を画像のように頭の上に向かって腕をまっすぐ伸ばす。腕を下ろす。この動作を繰り返す。
肩甲骨周りをゆるめることで副交感神経が刺激され、リラックス効果が得られます。この時、耳より後ろに腕がいくようにしてみてください。この姿勢をとることで、前方向にすぼんでいた胸部分がグッと開かれます。このとき上半身に心地よさを感じられたら◎。この姿勢を意識することで自然と呼吸も深くなるはずです。

耳より前に腕がいかないようにしましょう


カラダが重ダルいときに実践したい、ツボ押しとそのポイント

入浴後や空いている時間など、ほんの少しの時間でできる簡単なツボ押しを知っておくことも、秋バテ対策のひとつです。
注意/ツボを強く押すのではなく“イタ気持ちいい程度”の強さで刺激をするのが効果的。
【足三里(ひざの外側。ひざから指4本分下)画像参照】
足三里は胃腸のツボです。体の冷えが原因で胃腸の調子がよくない時に刺激してあげましょう。
【三陰交(内くるぶしから指4本分上。骨と筋肉の境目)画像参照】
三陰交は冷えのツボです。体が冷えている時やだるい時に刺激してあげましょう。

痛すぎない程度にツボを3秒程押す・離すを3〜5回くりかえす