<まだビジネスマンだった頃、トランプは日本を悪しざまに言っていた>

アメリカのドナルド・トランプ大統領はずいぶん前から、アジアでもっとも重要な同盟国である日本を悪しざまに言っていたようだ。

本誌は、1997年に行われたラジオパーソナリティ、ハワード・スターンとのインタビューの未公開音声をこのたび入手。その中でトランプは、日本のほぼすべてを見下すような発言を平然と口にしていた。

日本政府とトランプ政権は現在、北朝鮮による核の脅威を阻止するために互いを頼りにし合っているのだが、トランプの本音はどこにあるのか。

トランプの発言は、人気ラジオ番組「ハワード・スターン・ショー」で、1993年から2015年の間にインタビューに応じた際の15時間分の未公開音声に含まれていた。音声は本誌が入手し、トランプの発言を検索できるウェブサイト「Factba.se」で公開した。

1997年に行われたインタビューの中で、番組ホストのスターンは日本をどう思うか尋ねた。「互いにお辞儀をしあう日本の文化はすばらしいとおっしゃってますね」とスターンが問いかけると、トランプはこう答えた。「率直に言って、日本について好きなのはお辞儀だけだ」

共通の敵があればこそ

同じインタビューの中で「日本人ととてもいい関係を持っている」と述べながら、こうも言った。「私は彼らに多くの貸しがある。一部だろうと取り返す」

トランプは、大統領選の最中だった2016年3月に、同盟国がアメリカに依存せず、自国防衛のために核武装するべきだと言って国際社会に衝撃を与えた。「頭のおかしい北朝鮮に対して、日本は自分たちで国を守った方がいい」と、当時のトランプは冷たく言った。

しかし、大統領に就任すると、日本に対する発言は少しずつ変わり始めた。「CNNマネー」によれば、大統領選の間、トランプは日本が大好きだと言い、「日本と素晴らしい関係を築けるだろう」と話していたという。

2017年2月、日本の安倍晋三首相がフロリダ州パームビーチにあるトランプ大統領の別荘「マールアラーゴ」を訪問した際に、両者の「絆」が深まったのは、核・ミサイル開発を進める北朝鮮という共通の敵があったからだとCNBCは報じている。

(翻訳:ガリレオ)

ロバート・バレンシア