フレイトライナー、自動運転トラックの縦列「プラトーン走行」を米国で公道テスト。CO2排出削減、安全性も向上

ダイムラーが、傘下の米トラックメーカー フレイトライナー の自動運転テストをオレゴン州およびネバダ州で実施すると発表しました。複数台のトラックが相互通信し、先頭の車両と同期運転する"プラトーニング(Platooning)"と呼ばれる自動隊列走行の仕組みを公道上で試験します。

トラック業界での最近の話題といえば、テスラがいよいよ10月にEVトラックを正式発表すると予告していることがあげられます。しかし、トラックメーカー各社はテスラの動向云々よりも、州をまたいで走る長距離トラックの自動運転化を目指す開発に注力しています。

その技術は乗用車に採用されつつある単体での自動運転ではなく、自動運転によって2台以上のトラックをまるで連結しているかのように接近させて走行させるしくみ。各車は相互に通信し、先頭車両の運転に同期して加減速などをするため、車間距離が詰められ、走行時路面専有面積が小さくなるメリットがあります。さらに接近走行が生みだすドラフト(スリップストリーム)状態は燃費改善とCO2排出削減効果も見込まれます。また全体が整列して走ることで周囲に対する安全性の向上も期待できます。

 

米国でのテストは、2016年に欧州で実施された「プラトーニングチャレンジ」でダイムラーが使ったトラック New Cascadia を使い、手始めに2台を隊列走行させることから開始する予定です。

ちなみに、今年1月からはシンガポールでトヨタとスカニア(フォルクスワーゲン傘下、スウェーデントラックメーカー)が3年間のプラトーニング試験を開始しており、日本とスウェーデンでそのシステム開発をおこなっています。



[Image : Freightliner, Getty Images/iStockphoto]