「CEATEC JAPAN(シーテックジャパン)」はかつて家電の見本市でしたが、2016年から「脱家電見本市」を宣言。幅広いモノやサービス、テクノロジーのCPS/IoT総合展を名乗っています。

ホンダは10月3日から6日まで開催される「CEATEC JAPAN 2017」において、「スマート エネルギー ストレージ マネジメント」をテーマに、着脱可能な可搬式バッテリーと充放電機器で構成される「Honda Mobile Power Pack」システムを出展します。

さらに、高圧水素ガスの製造・供給を行う「スマート水素ステーション(SHS)70MPa」コンセプトも披露。自然の力を用いて創り出したエネルギーを貯蔵し、必要なときに取り出して使う、低炭素で効率的なエネルギーの利用・活用を提案すると発表しました。

「Honda Mobile Power Pack」システムは、再生可能エネルギーを利用して発電した電気を蓄え、小型電動モビリティーの動力や家庭での電源として活用する量産モデル。

充電ステーションユニット「Honda Mobile Power Pack Exchanger」は、複数の「Honda Mobile Power Pack」を同時に充電することが可能。交換用モバイルパワーパックの供給が行えるだけでなく、電力需要のピーク時には、ステーション内のモバイルパワーパックから送電網に電力を供給し、電力安定化に貢献するものです。

充放電器の「Honda Mobile Power Pack Charge & Supply」コンセプトは、「Honda Mobile Power Pack」と組み合わせることで非常用電源として、また無電化地域での常時電源として活用できるものとして提案されます。

もう1つの目玉である「スマート水素ステーション(SHS)70MPaコンセプト」は、文字どおりFCV(燃料電池車)に供給する高圧水素を製造・貯蔵・充填する装置。

高圧水電解型水素製造ステーションとしては、世界初となる製造圧力82MPa(メガパスカル)を実現し、充填圧力70MPaの商品化を見据えたコンセプトモデル。同社独自技術の高圧水電解システムの「Power Creator」により、コンプレッサーを使用しないコンパクトなサイズを実現したそう。これにより、再生可能エネルギーなどの電気で水を電気分解し、水素が製造できるとしています。

欧州や中国を中心に、世界的な「EVシフト」が話題になっていますが、トヨタ、ホンダの日本勢はFCVをどうやって普及させるのか。水素ステーションというインフラ整備も含めて課題はありますが、技術の進化は一歩ずつ進んでいるようです。

(塚田勝弘)

【シーテックジャパン2017】ホンダが家庭で使える電源システムとスマート水素ステーションを出展(http://clicccar.com/2017/09/26/515003/)