2011-12シーズン当時のドルトムント photo/Getty Images

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今季のドルトムントのスタートは衝撃的だった。開幕戦から6試合で5勝1分、19得点1失点と完璧に近い内容だ。特に攻撃陣は手がつけられない状態となっており、ピーター・ボス新体制のチームはここまで上手く機能している。

しかも今季は王者バイエルンのスタートがやや鈍い。バイエルンはホッフェンハイムに敗れるなど、ここまで4勝1分1敗だ。首位ドルトムントとは勝ち点差3がついており、このスタートにブンデスリーガ公式サイトは2011-12シーズンを思い出す強さと取り上げている。

2011-12シーズンといえば、ドルトムントがユルゲン・クロップの下で最後にブンデスリーガを制したシーズンだ。このシーズンのドルトムントはスタートこそ鈍かったが、10月からは1度も黒星を喫することなく独走。圧倒的な強さで国内リーグを制した。

当時のチームの中心にはマリオ・ゲッツェ、そして日本代表MF香川真司がいた。同サイトは「カガワとゲッツェは2011-12シーズンにタイトルを獲得した。あれから5年、彼らはもう1度それを実現しようとしている」と伝えており、この2人にもう1度歓喜の瞬間が訪れることになるかもしれない。

もちろん香川とゲッツェも5年前からチーム内での役割も変わっている。香川はマンチェスター・ユナイテッド、ゲッツェはバイエルンへの移籍を経験し、再びチームに戻ってきた。現在は絶対的な主役というわけではなく、両者ともポジションを完全に確保することはできていない。しかし足下のテクニックは今でもトップクラスのものがあり、もう1度この2人がチームを引っ張ってリーグタイトルを獲得する姿を期待するサポーターもいるはずだ。

まだシーズンは始まったばかりだが、今のドルトムントには当時を思わせる強さがある。バイエルンがやや不安定なこともその期待を煽る要因だが、今季は香川にとってもう1度タイトルを獲得する絶好の機会と言えるかもしれない。