アズヘッドは評判の逸材で、2年ほど前から名だたるメガクラブが視察を繰り返しているという。写真はクラブの公式HPより

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 イングランド3部リーグのロッチデイルに所属するMFダニエル・アズヘッドは、マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティ、チェルシー、アーセナル、リバプールといった国内のメガクラブだけでなく、バルセロナにバイエルンという国外の超名門も獲得に興味を示す16歳の超有望株だ。
 
 そんな注目の新星アズヘッドが、9月20日のEFLトロフィー(イングランド2部と3部のクラブによるカップ戦)のベリー戦で念願のプロデビュー。16歳17日でピッチに立ち、ロッチデイルの最年少デビュー記録を塗り替えた。
 
 チームの2点目をアシストするなど4-0の勝利に貢献し、プロとして最高のスタートを切ったアズヘッドに、しかし、まさかの仕打ちが待っていた。
 
 歓喜に沸く試合後のロッカールームへの立ち入りを許されなかったのだ。アズヘッドは汗まみれのユニホーム姿のまま1時間近くもひとり外で待たされ、ようやく着替えのために用意されたのは審判用のロッカールームで、それも審判団が身支度を整えた後だった。実は、試合前もチームメイトと同じロッカールームに入ることができず、たったひとりでユニホームに着替えたという。
 
 クラブの歴史に名を刻んだ記念すべき日に、なぜ、こんな仕打ちを受けなければならなかったのか――。
 
 ロッカールームへの入室を拒んだのは、英国の法律だ。性的虐待などから未成年者を守る法律があり、それによって16歳のアズヘッドは大人と同じロッカールームで着替えることができなかったのである。英紙『ミラー』が伝えた。
 
 ちなみに、英国サッカー界では、昨年11月に元選手がユース時代に男性コーチから性的虐待を受けていた事実を告白。すると同様の被害を訴える声が続出し、警察が調査に乗り出すなど波紋が広がっている。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部