PSGのチーム状況は最悪である

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ネイマールとカバーニの敵対を皮切りに、PSGは様々な問題に直面している。今夏最も注目されたネイマール加入だが、当のネイマールはPSGで日に日に孤立している。会長アル・ケライフィは事態を穏便に収めるためにもう一人のビッグスターであるFWエディンソン・カバーニを説得しようとしているが、カバーニは断固とした態度で会長の提案を拒絶している。

またその一方でFIFAが引き続きPSGに圧力を加えている。スペインの『El Pais』によれば、PSGはFIFAのファイナンシャルフェアプレーの罰則を課されることを恐れているという。今年の夏のネイマール加入に際してPSGのベテラン選手らは不満を感じており、舞台裏では不協和音が発生している。
UEFAのファイナンシャルフェアプレーにより処分を受けることになった場合、2018年から欧州CLへの出場権を剥奪されることになるが、会長アル・ケライフィはPSGを覆うパニックを緩和する術を知らない。

■経済制裁
同紙によれば、UEFAに属する各クラブの経済状態を統制する機関がPSGの支出と収入を監査し、もし支出が収入を3,000万ユーロ(約40億円)より上回る場合には、経済的制裁やその他のペナルティを課すという。

もしファイナンシャルフェアプレー規則に違反した場合、今後PSGは欧州CLに数年にわたり出場できなくなる。UEFAの警告に対するアル・ケライフィの回答は、監査までに多くの選手を放出するというものだった。しかし、このことでディ・マリア、パストーレ、マテュイディ、モウラ、ドラクスラー、ベン・アルファ、オーリエ、チアゴ・シウバといった選手らがある・ケライフィ会長に反感を抱くようになった。

ネイマールが加入した際に、上記の選手らの代理人らはクラブ側から事実上の“肩たたき“を受けたという。そしてマテュイディはユベントスに移籍した。
ダニエウ・アウベスがネイマールやアル・ケライフィを擁護する中で、カバーニは反対派の筆頭であった。

■控室での不協和音
このような状況でネイマールが既存の選手たちから歓迎されるはずもなかった。監督ウナイ・エメリがこの深刻な状況を解消するべく、アル・ケライフィに頼み、8月末に「どの選手も売却する意思はない」と宣言させた。しかし既に時は遅く、選手たちは“必要不可欠”と“売却可能”のどちらかのレッテルが貼られてしまっている。
“必要不可欠”な選手の筆頭ともいえるカバーニとマルキーニョスは、“売却可能”な選手たちの味方に付いている。

まるで火事場のようなPSG内部事情であるが、今後も問題は収束する気配が無い。