数字に強い人は"愛用の電卓"を持っている

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優秀なビジネスパーソンは、概して「数字」に強い。どうすれば数字に強くなれるのだろうか。「ビジネス数学」の専門家である深沢真太郎氏は「半径1m以内に電卓を置いてください」とアドバイスする。その狙いとは――。

■あなたは「マイ電卓」を持っているか

あなたは自分の電卓を持っていますか。スマートフォンなどの電卓アプリではなく、きちんとした電卓です。

私はおそらく日本で、もっともビジネスパーソンを数字に強くさせる教育研修を担当している人間ですが、断言します。あなたが数字を使いこなせるビジネスパーソンになるための第一歩は、自分の電卓を常に持ち歩くことです。

もちろん理由があります。私は企業研修やセミナーなどでスタート前に必ず参加者の机の上をチェックし、電卓の有無を確認します。すると、面白いことに、数字に強く、研修中もしっかり数字を使える人物は、ほぼ電卓を持参してきますが、数字が苦手だと思っている人やパフォーマンスが悪い人ほど持参してきません。

電卓という重要な武器を持参しない理由は、その人が暗算の達人であるか、その人の「数字を使う」ことに対する意識が極めて低いかの2つしかありません。暗算の達人はめったにいませんから、電卓を用意していない人は、ほぼ間違いなく後者ということになります。

これは、プロサッカー選手が試合にシューズを持ってくるのを忘れるようなもの。選手にとってシューズは試合にもっとも影響を与える道具。一流の選手ほど、道具にもこだわるものです。私たちの日常でも同じ。たとえば大事な商談やプレゼンのある日に、「勝負の日だ。頑張ろう!」という意識があれば、着ていくスーツをいつもとは変えるかもしれません。

▼あなたの半径1m以内に「電卓」はありますか?

つまり、「持ち物」は「その人の意識」を端的に表現するものなのです。あなたが仕事において数字を味方にできるかどうかは、文系・理系、勉強ができる・できないに関係なく、単なる意識の問題です。

ですから、ぜひビジネスシーンでは、常に半径1m以内に電卓がある状態を意識してみてください。いつでも数字で考え、数字で伝えられる状態をつくるのです。すべては、そこからです。

ちなみに、なぜスマートフォンなどの電卓アプリではダメなのか。実際、私の研修においてもスマートフォンのアプリで計算する人ほどパフォーマンスも遅いし、ミスも多い。何より、計算がやりにくそうです。たとえば大事な商談のときにも、スマートフォンのアプリでチマチマ計算するビジネスパーソンに品位を感じますか。

そんな人がいくら研修を受けたところで、絶対に数字を使えるようにはなりません。デキるビジネスウーマンを目指すなら、「持ち物」も大事ですね。

 

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▼ビジネス数学の専門家・深沢真太郎先生のアドバイス
計算したいと思ったときに、電卓が手元にある状況を作ろう!

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深沢真太郎
ビジネス数学の専門家。BMコンサルティング株式会社代表取締役、多摩大学非常勤講師。『数学女子智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。』(日本実業出版社)など著書多数。人生のテーマは「数字が苦手な人を0(ゼロ)にする」。

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(BMコンサルティング代表 深沢 真太郎)