By Hamza Butt

世界最大のビジネス特化型のSNSがLinkedInは、企業がダイレクトリクルーティング用のツールとして使用したり、ユーザー側は求職活動やビジネス上の人脈を作ったりすることにも利用できるツールとなっています。そんなLinkedInユーザーのひとりが、失業時にアカウントのステータスに「I lost my job(仕事を失いました)」と記述したところ、興味深い体験をしたそうです。

How one 'I lost my job' LinkedIn status led to 20 interviews in 15 days

http://mashable.com/2017/09/22/lost-job-linkedin-status/



ファラ・パテルさんは2017年の初めにそれまで働いていた会社のセールスポジションから解雇されました。解雇の理由は会社の人員整理でした。パテルさんは解雇される4か月前にサンディエゴに移住したばかりだったそうで、個人的なつながりをほとんど持たない土地で失業してしまうこととなります。

パテルさんは、「私は10年前にLinkedInを使い始め、2007年にはニューヨークで求人活動をスタートしました。ほとんどLinkedInのステータスを更新していなかったのですが、何度かアカウントから投稿しており、次第にLinkedInはビジネスコンタクトを得る良い手段であることに気付くようになりました。2017年の初めに解雇された際は、数分後には自分の車に乗り込み、新しい機会の必要性などについてモバイルアプリを使ってLinkedInに書き込みを行っていました」と、失業後すぐにLinkedInを更新したことを明かしています。

その際の書き込みは以下の通り。どういった業界でどのような仕事をどのくらいの期間行ってきたのか、さらにどこで仕事を探しているのかを簡単に記しています。



パテルさんがこの投稿を行ったところ、多くの企業や企業の人事担当者などから多数のコメントを受け取ることになります。コメントの中には人事担当者の連絡先が記されたものや、職場の推薦、過去に同じように失業したことのある人からの励ましのコメント、どうやって新しい職場を見つけたのかというアドバイスまでさまざまだったそうです。

このことについてパテルさんは、「私は本当に多くの人が助けてくれたことに驚いています。親切にしてくれた皆に感謝しているし、電子メールには全て返信しました」とコメントしています。なお、パテルさんは投稿のコメントとメールを合わせて300件以上のメッセージを受け取ったそうで、そこから、15日間で20回も就職関連の面接を行う機会を得たとのことです。

自分自身が責任を負えるような企業で働いたり責任を持ってオススメできるような製品を取り扱うことは、セールスとして働く場合はとても重要なことであるとパテルさんは感じていたそうで、その中からVoIPサービスを提供するVonageという企業とやり取りを行うようになります。「(Vonageの人と)話すにつれてより働きたいと思うようになっていきました。Vonageのようなプラットフォームが持つ可能性は無限で、社内文化は私にとって新鮮で、本当に賢く前向きに考えている人たちだと感じました」と、面接後に感じたVonageの印象について語っています。

そしてパテルさんが失業してから数か月が経過した頃、最終的にシニアクラウドソリューションセールスエグゼクティブとしてVonageで働くことが決定。



LinkedInを使ってパテラさんが行った求職活動は誰にもできないような無謀なものでは決してありません。完璧に作り込まれた履歴書を書いたわけでも、有名企業のCEOを友達に持っていたわけでもありません。パテラさんが行ったことは至ってシンプルで、自分の持つビジネス上のつながりに働きかけるということだけでした。パテラさんのようにLinkedInを必ず使うべきというわけですらなく、自身の知り合いに対してメールを送るだけでも十分であり、海外ニュースメディアのMashableは「なぜあなたはそれを送らないのですか?」としています。