絶対王者フリクションを倒せるか?「消せるボールペン」に最強の刺客

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消せるボールペンの代名詞ともいえるパイロットの「フリクションボール」。ホントに消えるよ! とウハウハしてる間に、業界勢力図を塗り替える新たな刺客が三菱鉛筆から送り込まれました。その名も「ユニボールR:E」。独壇場のフリクションに代わって天下を取れるのか? 消せる2大ボールペンの実力に注目しました。


フリクション VS ユニボールR:E
8つの最重要事項を徹底比較


パイロットの「フリクションボール」と三菱鉛筆の「ユニボールR:E」。どちらの特長も当然消せることですが、実際の使い勝手はどうでしょうか?

そこで、2本の各パーツを消字用ラバーからクリップ、ボディまでくまなくチェック。ボールペンとしてはもちろん、消せることに特化した機能を含めた8つの最重要項目を徹底比較しました。

パイロットのフリクションボールはキャップ外しのいらないサイドノック方式。消字用ラバーはむき出しの状態で、違和感のない使用感がウリです。



パイロット
フリクションボールノック 0.5mm
実勢価格:248円



豊かなインクフローと濃い黒みで、普通のボールペンにより近く違和感なく使えます。ユニボールR:Eに明らかな差をつけたのがココ!



豊かに発色する全10色。

一方、ユニボールR:Eは普通のボールペン同様のヘッドノック方式。ヘッド部分のラバーにはキャップが付いています。



三菱鉛筆
ユニボール R:E 0.5mm
実勢価格:194円



パイロットがサイドでノックするのと異なり、ユニボールR:Eは普通のボールペン使用時のアクションに近い位置でノック。違和感がなくて使いやすいです。



落ち着いた色味の全8色。

両者の紹介が済んだところで、それでは早速、フリクションVSユニボールR:Eの消せるボールペン8番勝負、いってみましょう!


【テスト1】色の濃さ
「黒」の濃さはフリクションが格上です


フリクションボールノックのブラックは比較的色が濃く、違和感が少ないです。ユニボールR:Eはオフブラックの名が示すとおり、濃いグレーのような色味。頻繁に使う色だけに、慣れるまでは違和感があるかも。黒の濃さについては、フリクションに軍配です。



フリクション



ユニボールR:E


ユニボールはやや赤身がかったグレーに近い色。どちらも同じ0.5mmボールですが、フリクションよりインクフローが少ないユニボールの方が線が細いです。


【テスト2】消え具合
ほぼ同じ消え具合で両者互角!


使う紙の質や使う色によって消え具合に若干差がありますが、どちらもはっきり消えたことを実感できる、見事な消え具合でした。どの色も微かに筆跡が残りますが、頻繁に消してもストレスを感じない程度ではあります。


フリクション


ユニボールR:E


フリクションの方が元の字の色は濃いですが、その分消えにくいわけではないです。表面がツルツルした紙に使うと、角度によって白い膜が張ったように見える点も両者共通。


【テスト3】消し心地
軽く消せて紙を傷めないのはフリクション


摩擦抵抗が少なくスルスルと消せるフリクションに比べ、ユニボールは摩擦感がやや強く、消すのに力がいりました。ユニボールは十分及第点ですが、フリクションの性能の高さを強く感じる結果となりました。



フリクション



ユニボールR:E


鉛筆持ちで本体を握り20往復こすったところ。フリクションはほぼ無傷で軽い消し味でスッと消せますが、ユニボールは薄い紙だと摩擦によって若干表面がヨレてしまうことがあります。


【テスト4】色味
全体的に落ち着いたユニボールが◎


フリクション


ユニボールR:E


ユニボールはどの色も落ち着いた色味に統一されていて、複数の色が同じページにあっても浮きにくいです。フリクションは地味めの色の中に蛍光色寄りの色も混ざっていて、やや統一感に欠けるのが残念。


【テスト5】ラバーの汚れ
グレーのユニボールは汚れ目立たず



フリクション



ユニボールR:E


鉛筆描きの文字のそばで使った時などにラバーが汚れることがありますが、フリクションはラバーが透明なため、黒い汚れが気になります。ユニボールはラバーがもともとグレーなので、比較的汚れが目立ちにくいです。


【テスト6】ラバーの摩耗
減りが早いのはフリクション



フリクション



ユニボールR:E


高品質で人気の「ニーモシネ」のノート上で、それぞれ100往復こすったところ。どちらも消しカスはほぼゼロ。フリクションは左上の箇所がやや摩耗しています。ユニボールはややシワのようなものができましたが、すり減りはほとんどありません。


【テスト7】クリップの強度
ユニボールの方が弾性アリ



フリクション



ユニボールR:E


女性が力をこめてクリップが自然に曲がる位置まで20回曲げたところ。パキッとした固い素材のフリクションに対し、ユニボールはやや柔らかめの弾性がある素材で、曲げても元に戻りやすいです。分厚いボードなどに挟む人はチェックしましょう。


【テスト8】見分けやすさ
他のペンと混ざらないのはフリクション



フリクション



ユニボールR:E


フリクションはヘッドのラバー部が他の筆記具にあまり見られない半透明で、ペンケース内で見分けやすいです。ユニボールはラバー部のキャップなどによって、シャープペンシルなどと見分けがつきにくくなっています。


結果は4勝3敗1分でフリクションの勝利でした。やはりフリクションの牙城、揺るがず! ユニボールはラバーの耐久性や落ち着いた色味などのメリットは感じられるものの、黒の発色や消す際の摩擦の少なさなど肝心な部分では、フリクションに勝てませんでした。今後の改良に期待します!


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