かつてユナイテッドでゴールを量産していた photo/Getty Images

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イギリス元首相トニー・ブレア氏の広報を務めた経験があり、アレックス・ファーガソン氏の友人でもあるアラステア・キャンベル氏が、その書籍において、マンチェスター・ユナイテッドで勃発した2人のスター選手による軋轢を明かしている。

スペイン紙『MARCA』は同氏の証言を引用し、ユナイテッドで最高のゴールマシンとして機能したオランダのレジェンド、ファン・ニステルローイがなぜ赤い悪魔を離れる必要があったのかを説明。名将アレックス・ファーガソンですらこのCFの扱いに辟易していたという。

「(以下、キャンベル氏による書籍での証言)ファーガソンはファン・ニステルローイを自己中心的な選手と見なし、どのように接するべきか悩んでいたよ」

最終的な放出への引き金は、彼の不謹慎な発言によって、当時のオールド・トラッフォードを席巻していたエース、クリスティアーノ・ロナウドとの間に軋轢が生じたことである。

「遂に我慢の限界がやってきたのさ。ファン・ニステルローイは、ロナウドの父親がアルコール依存症で逝去した直後、彼に対し『カルロス・ケイロスを新たな父親にしたみたいだな』と発言したんだ。カルロスはV・ニステルローイへ『敬意を払え』と促したが、彼はそこにいる誰に対してもリスペクトの念が無いと言い切ったよ」

キャンベル氏曰く、騒動が無事に収束することはなかったという。

「後にV・ニステルローイは謝罪したが、ロナウドがそれを受け入れることはなかった。ファーガソンも後からその話を聞いて彼を自宅へ帰らせたよ」

ロナウドの父ディニス氏は飲酒が原因で2005年にこの世を去ると、不幸にも、息子が初めてバロンドールに輝いた瞬間を天国から見届けなければならなかった。かつてCR7もインタビューにおいて「父親は僕にとって一番大切な存在でいつもハートの中にいる。彼の写真は家の最も高い場所に飾ってあるから、常に僕を見守っていてくれるのさ」と語るほど、その愛情は深い。仮にキャンベル氏の証言が正しいものだとすれば、V・ニステルローイがロナウド加入後わずか1年でレアル・マドリードを退団したことも致し方ない流れだったと言えるだろう。