キングスレイ・コマンに、ここ数週間はチケットの問い合わせが数多く届いたことは言うまでもない。パリから南に50km離れたところで育った同選手にとっては、16歳から所属し、クラブ史上最年少デビューも果たした古巣との対戦でもあるのだ。

「パリに戻って来ることは本当に大きな喜びさ。あまり多くの出場機会を当時得られていたわけではなかったけれど、でもあそこの雰囲気はすごいし、パリジャンとしてとて特別なものだよ」とコマンはパリSGとの対戦にむけて喜びをみせた。

そして18歳のときに移籍金なしでユベントスへと移籍。そのわずか1年後には、ブラン監督の下で将来性を見出せなかったコマンは、今度は戦いの舞台をドイツへと移し、そしてバイエルンの一員として久々のパリでの戦いへと臨む。

「勝利を収められるように願っている、それが何よりも重要なことだ。僕がプレーできるかはわからないし、プレーできたら嬉しいけど、でも重要なのは何より結果。チームの助けになりたいね。今はゴール前での一貫性をもっともてないといけないと思う」とコマン。

なお先日のヴォルフスブルク戦では、前半を2-0でリードするも最終的には2-2のドロー。開幕から6試合で4勝1分1敗という成績となっているが、「落ち着きを失っているということもないし、時々うまくいかないことなんてどこでもあり得ること。これからは水曜日に試合があるし、周囲の雑音には耳を閉ざして集中していかないと」との考えを述べている。

特に今回はネイマールら大物の補強で一躍トップクラブ入りしたパリ・サンジェルマンが相手だが、しかしコマンは「ヴォルフスブルク戦よりもやりやすいんじゃないかな」と指摘。「僕たちが格上に見られることも、相手がドン引きでくることもないし、両方ともに攻撃的に来るチーム同士の対戦だ」と説明。「水曜日は自分たちが欧州内でどのポジションにつけているのか、それが試される場となる」との見方を示した。


その一方でバイエルン・ミュンヘンは、マヌエル・ノイアーが前半戦全休となったために、チャンピオンズリーグのメンバーにトム・シュタルケを登録した。UEFA規約では「負傷または病気により30日以上の欠場となり、さらにGKを2人以上登録できていない状況であれば、クラブ側はGKをリストに追加可能」と定められている。

マヌエル・ノイアーは先日、再び中足に亀裂骨折がみつかり手術、すでに長期離脱が確定しているところだ。シュタルケについては、昨シーズン限りで現役引退をしていたものの、今夏のアジアツアーではGK不足に伴いトップチーム帯同。そして今回は再び、ウルライヒ、フリュヒトルにつぐ「第3GK」として復帰することになった。

また足首に負傷を抱えていたダヴィド・アラバと、練習を短めにこなしていたティアゴの両選手が、月曜午前からフルメニューに参加。順調な回復を見せている。