浦和GK西川、ACL上海上港戦でフッキら警戒 「ポジティブに考えて…」と語る理由

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今季のACLはグループステージからホーム全勝 済州と川崎に逆転勝利で4強へ

 J1浦和レッズはAFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で唯一準決勝に勝ち残ったJリーグ勢として、27日に上海上港(中国)と敵地で第1戦を戦う。

 グループステージでも対戦した経験を踏まえ、GK西川周作はその印象と攻略法を語った。

「ホーム&アウェーのトーナメントなので、第1戦は思い切りよくやっていきたい。上海の雰囲気や相手の強さは経験をしている。第2戦をホームでやれますし、ACLではホームで全て勝てているというのをポジティブに考えながら、アウェーは思い切りプレーできると思う」

 浦和はACLで現在アウェー4連敗中だが、逆にホームではグループステージから5戦全勝。しかも、ラウンド16の済州ユナイテッド(韓国)戦、準々決勝の川崎フロンターレ戦は、初戦のビハインドを跳ね返すだけの結果を残している。

 ACLでの日本人通算最多ゴール記録を更新中のFW興梠慎三も、「第1戦で少々のビハインドがあったとしても、第2戦で取り返せる自信はあるので。だから、向こうでは負けたとしてもアウェーゴールを取るとか、そういう結果を残せれば大丈夫」と話す。

「守備は付け入る隙が大きい」

 もっとも、グループステージでの上海上港との試合では、2戦目のホームゲームで相手の元ブラジル代表MFオスカルがPKを2本連続で失敗するという幸運に恵まれた。元ブラジル代表FWフッキ、FWエウケソンに加え、中国代表FWウー・レイも能力の高いアタッカーだ。西川も多彩な攻撃陣を警戒する一方で、組織的な攻撃ではないとも話す。

「上海は組織というよりも個の力で攻めてくる。フッキもそうですし、ウー・レイも足が速く一人で打開できる選手で、そこにオスカルから良いパスが出てくる。個人でやってくるチームですけど、逆に守備は付け入る隙が大きいと感じています。アウェーゴールを取って戻ってきたいですね」

 浦和は23日のリーグ戦第27節・サガン鳥栖戦翌日には上海入りし、現地での調整期間を長くする万全の態勢を整えている。アウェーでの初戦は、仮に敗れたとしても接戦にさえ持ち込んでいれば、第2戦のホームゲームに望みをつなげる。西川を中心とした守備陣が相手の強力攻撃陣をどこまで抑え込めるかが、決勝進出へ向けた大きなキーポイントになりそうだ。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images