バルサの新たな武器となる

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メッシ、ネイマール、ルイス・スアレスがゴールを独占するFCバルセロナにおいて、今までは2列目からのゴールをもたらすとすればラキティッチくらいだった。

しかし、ネイマールが抜け、パウリーニョが加入したことでその状況が変わりつつある。パウリーニョは守備だけを務めるミッドフィルダーではなく、攻撃力もありバルサの攻撃に厚みをもたらしてくれる。

ジローナ戦でパウリーニョにバルサが4,000万ユーロ(約53億円)支払った価値を選手自ら証明している。カンプ・ノウで行われたエイバル戦のように再びヘディングでのゴールをジローナ戦で決めていてもおかしくなかった。惜しくもゴールには至らなかったが、パウリーニョがピッチにいることで2列目からの攻撃参加と空中戦での強さがチームにもたらされることがわかった。

この点は近年バルサに欠けていた要素の1つであり、プジョルが抜けてからはピケだけがコーナキックやサイドからのフリーキックでは強さを見せられる唯一の選手であり、守備の空中戦でも大きな責任を負っていた。しかし、今シーズンからはもう1人頼れる選手としてパウリーニョが加わっている。監督ルイス・エンリケ時代のアシスタントを務めたウンスエの努力にもかかわらず、ここ最近セットプレーの戦術は重要視されていなかったが、パウリーニョが加わったことで接戦でのセットプレーという貴重なチャンスで大きく貢献が期待される。

■自由
監督エルネスト・バルベルデはパウリーニョに守備ではディフェンスのゾーンに入り、スペースを消す役割を与えている一方で、2列目からの攻撃参加という部分では自由を与えている。指揮官はパウリーニョがこの点でチームにおいて重要な役割ができると考えている。

実際にパウリーニョはすでに2ゴールを決めており、そのうちの1ゴールは得意なヘディングでのゴールである。プロとしてのキャリアでパウリーニョはヘディングで18ゴールをあげている。コリンチャンスでデビューしてから今日までで74ゴール(15ゴール:ヘディング)をクラブレベルで決めており、10ゴール(3ゴール:ヘディング)をブラジル代表として決めている。つまり、通算84ゴールのうち18ゴールをヘディングで決めており、その割合は15%以上であって“エア・パウリーニョ”と呼ばれるのも納得できる。