台湾の会社員、2割近くが10年以上給与据え置き=人材バンク調査

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(台北 25日 中央社)大手人材バンク「1111人力銀行」が25日に発表した会社員の給与引き上げに関する調査で、50%を超える回答者が自らの給与について3年以上賃上げされていないと答えたことがわかった。据え置きが10年以上続いている人も16%に達しており、全体として平均4.9年で1回ベースアップが行われている計算となった。

回答者自身が考える過去1年で給与が上がらなかった原因は、「会社に定期的な人事評価制度(昇給制度)がない」が54.5%と最も多く、次いで「会社が儲かっていない」が42.6%、「上司に気に入られていない」が17.8%と続いた。

業種別としては貿易・流通業とメディア・出版業に携わる人の給与の据え置き期間が最も長いという。

同調査は9月8日〜21日にかけてインターネットを通じてアンケート形式で実施され、1094人から回答を得た。

(廖禹揚/編集:荘麗玲)