フェデラーがキリオスを僅差で破り、チーム・ヨーロッパが第1回大会の勝者に [レーバー・カップ]

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 新設のチーム戦「レーバー・カップ」(9月22〜24日/チェコ・プラハ)は日曜日、ロジャー・フェデラー(スイス)がニック・キリオス(オーストラリア)に4-6 7-6(6) [11-9]で挽回勝ちをおさめ、チーム・ヨーロッパの勝利を決めた。

 プラハのO2アリーナで行われた3日間にわたるこの大会は、欧州のトップ6で構成された「チーム・ヨーロッパ」と、世界のその他の国々のトップ6で構成された「チーム・ワールド」が対抗するチーム戦だ。ある者たちから、ゴルフのチーム戦「ライダー・カップ」(欧州選抜対世界選抜)のテニス版と見られているこの「レーバー・カップ」は、珍しい黒いハードコートの上で戦われた。

 ラファエル・ナダル(スペイン)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、マリン・チリッチ(クロアチア)、ドミニク・ティーム(オーストリア)、トーマシュ・ベルディヒ(チェコ)もチーム・ヨーロッパのメンバーだ。

 一方、キリオスに加え、サム・クエリー、ジョン・イズナー、ジャック・ソック、フランシス・ティアフォー(以上4人アメリカ)、デニス・シャポバロフ(カナダ)らが、チーム・ワールドのためにプレーした。

 ヨーロッパの監督はビヨン・ボルグ(スウェーデン)、ワールドの監督はジョン・マッケンロー(アメリカ)が務めていた。

 最終日、試合はチーム・ワールドのソック/イズナーが、チーム・ヨーロッパのベルディヒ/チリッチを7-6(5) 7-6(6)で倒したダブルスからスタート。これによりチーム・ワールドが差を縮め、ヨーロッパの9-6リードとなった(初日は1勝が1ポイント、2日目は1勝が2ポイント、最終日は1勝が3ポイントと数えられる)。

 次の試合ではズベレフがクエリーを6-4 6-4で倒し、ヨーロッパが12-6とふたたびリードを広げる。しかしそれに続き、世界1位のナダルがイズナーに5-7 6-7(1)で敗れるという番狂わせが起き、チーム・ワールドは9-12と、ふたたび3点差に迫った。

 つまり、もし最終戦でキリオスがフェデラーに勝てば12-12の同点となり、勝負は決定戦のダブルス次第となるはずだった。このダブルスは勝負が決まらなかった場合のみであるため、あらかじめ決められてはおらず、両監督はシングルス終了後5分以内にダブルス・ペアを決め、審判に提出する。

 しかしフェデラーはこの勝利をつかむため、1セットダウンから挽回し、もつれこんだスーパータイブレークで悪いスタートを切りながら、マッチポイントをしのいで追い上げ、文字通り勝利をもぎ取った。

 今大会は、同一年に4つの異なるグランドスラム大会すべてで優勝する"年間グランドスラム"を1962年と1969年の2度にわたり達成した、ロッド・レーバー(オーストラリア)に敬意を表し、その名が大会名となっている。

 2018年大会の開催地はアメリカ・シカゴとなった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「レーバー・カップ」第1回大会で優勝したチーム・ヨーロッパのメンバーとロッド・レーバー(スーツがレーバーで、ブルーのウェアは、左からボルグ監督、ナダル、フェデラー、チリッチ、ズベレフ、ベルディヒ、ティーム)(写真◎Getty Images)
Photo: Roger Federer of Team Europe lift the Laver Cup trophy with Marin Cilic, Bjorn Borg, Rafael Nadal, Rod Laver, Alexander Zverev, Tomas Berdych and Dominic Thiem of Team Europe on the final day of the Laver cup on September 24, 2017 in Prague, Czech Republic. The Laver Cup consists of six European players competing against their counterparts from the rest of the World. Europe will be captained by Bjorn Borg and John McEnroe will captain the Rest of the World team. The event runs from 22-24 September. (Photo by Robert Szaniszló/NurPhoto via Getty Images)