イラク・クルド人自治区の中心都市アルビルで、住民投票の投票所に到着したクルド自治政府のマスード・バルザニ議長(2017年9月25日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】イラク北部のクルド自治政府による独立の是非を問う住民投票が25日、自治区内の各地で始まった。イラク中央政府は国の一体性を守るとして対抗措置を警告しており、自治政府にとって重要な財源である石油の収入を断つと威嚇している。

 投票所は油田地帯として知られ、帰属をめぐって中央政府と自治政府が対立するキルクーク(Kirkuk)県をはじめ、アルビル(Arbil)県、スレイマニヤ(Sulaimaniyah)県、ドホーク(Dohuk)県など、自治区内の各地に設置された。

 スレイマニヤで投票を行った男性(40)は、「生きている間に独立をめぐる今回の投票に参加することができ、本当にうれしい」と語った。

 クルド自治政府のマスード・バルザニ(Massud Barzani)議長が主導する今回の住民投票に法的拘束力はないが、クルド人にとって「独立国家」は長年の悲願となっている。ただ、イラク中央政府をはじめ、隣国のイランやトルコも国内のクルド人の分離・独立運動が刺激されるのを警戒して懸念を示している。
【翻訳編集】AFPBB News