米紙サンフランシスコ・クロニクルは23日、「中国でアメリカン・ドリームを果たす起業者」と題する記事を掲載した。写真はサンフランシスコ。

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米紙サンフランシスコ・クロニクルは23日、「中国でアメリカン・ドリームを果たす起業者」と題する記事を掲載した。

理工学を專攻する中国の若者にとって、「アメリカン・ドリーム」というのはシリコンバレーでの就職、または会社を設立することだ。しかし、中国浙江省杭州市で育ち、スタンフォード大学を卒業した王さんはサンフランシスコ・ベイエリアでなく、中国で起業したいという。王さんは「私の会社をカリフォルニア州で設立したら、早い段階で失敗しただろう」と言った。

現在、中国での科学技術会社の設立はかつてないほど簡単になった。トランプ政権の移民規制への心配や、中国が誇る世界最大規模のネットユーザーに着目し、米国で働いている中国人エンジニアが相次いで帰国してきた。中国では、ベンチャーキャピタルが急速に発展しているのに加え、市場規模は急拡大。さらに米国企業の競争の影響も受けず、これらの要素は起業ブームを刺激している。

現在、外国で知識や技術を身につけてから帰国する人がますます多くなっている。統計によると、昨年度、帰国した中国人留学生の数は43万2500人に達しており、2012年より58%増えた。中国の好景気や科学技術分野の明るい見通しは帰国ブームを推進している。さらに、中国の地方政府は起業会社に対する優遇政策の提供に取り込んでいる。ハワイ大学のアジア研究者は「米国の科学技術会社で管理層までいけない中国人は中国に引き付けられるようになっている。そして、帰国すれば彼らは社長になる可能性もある。現在、北京の中関村がすでに中国のシリコンバレーとなった」と述べた。

かつての中国は偽物の国、つまり国外の最高サービスと製品をコピーしてより安価なバージョンを急速に打ち出す国だと言われていた。今でもこうしたことは存在しているが、中国は米国企業が模倣したがるサービスと製品をも開発している。中国は大量の企業家と膨大なネットユーザーを有するだけでなく、豊かな資本に恵まれている。昨年、北京の会社は208億5000万ドルのベンチャーキャピタルを獲得し、サンフランシスコ・ベイエリアの310億ドルに迫った。

ペンシルベニア大学ウォートン校のある副教授は「中国の若い世代の留学生は好景気時代に育てられるので、米国への考え方が以前の中国人留学生と違っているかもしれない」としている。(提供/環球網・編集/インナ)