管理栄養士が指南。梨には美容と健康に嬉しい成分がたっぷり!

写真拡大

以前、「教えて!goo」では「みずみずしくてシャキシャキしている梨の見分け方」という記事をリリースしたが、皆さんは梨にはどんな成分が含まれているか、ご存知だろうか? 秋の果物の代表格に挙げられる梨だが、その詳しい実態を知らない人のために、今回は管理栄養士の松原郁実さんに梨の栄養成分から、オススメの食べ方まで教えていただいた。

■梨の栄養価の実態は?

梨は9割方が水分で残りの1割が食物繊維ということで、栄養価はほとんどないように思うが、実際のところはどうなのだろう?

「梨は88%が水分で、残りの12%のなかに、美容と健康に嬉しい成分を含んでいます。具体的には、体のなかに溜まった不要物を出す『デトックス効果』です。12%のなかには、体内の余計な塩分を排出するカリウム、腸内環境を整える食物繊維がたっぷり含まれています。さらに、糖アルコールの一種である『ソルビトール』が果物のなかでもトップクラスに豊富です。ソルビトールは便を柔らかくするため、便秘予防に嬉しい効果があります」(松原さん)

食物繊維以外にも美容と健康に役立つ、こんな豊富な成分が含まれていたとは。美味しいうえに栄養もいっぱいとは有難い話である。

■梨はダイエットの味方!

そんなほとんどが水分である梨――。ダイエットの一環に梨を取り入れるといい、といったことはあるのだろうか?

「低カロリーであるため、ダイエット中のおやつにもオススメです。梨のカロリーは、100g当たり43kcal。ほかの果物(100g当たり)と比べてみると、ぶどうが59kcal。りんごが61kcal、バナナ86kcalです(日本食品標準成分表2015年度版[七訂])。梨はほかの果物と比べても、低カロリーであることがわかります。また、水分が88%のため残暑が続くなかの水分補給としてもオススメです。みずみずしい清涼感のある味が火照った体を潤してくれそうですね」(松原さん)

カロリーはほかの果物と比べて低いため、ダイエットの味方になる。当然水分も多いことから、水分補給としても役立つわけだ。

■梨の美味しい食べ方

梨といえば、皮をむいて食べるのが一般的。皮をむく以外で、ひと手間加えた、オススメの食べ方はあるだろうか?

「梨特有のシャリシャリとした食感と清涼感を楽しむには、やはりくし型にカットしてそのままいただくのが美味しいです。そのほかは、スムージーに加えたり、シャーベットにアレンジしても美味しいですね。シャーベットはとても簡単です。梨を一口大にカットして、密封袋に入れて冷凍庫で凍らせます。半解凍状態でいただくと、お手軽シャーベットが楽しめます。これは普段料理をしない人でも、男性でもできるのでオススメです」(松原さん)

梨のシャーベット、ぜひどんな味なのか、賞味したいものである。

秋の果物の代表格である梨――。その栄養価を理解しつつ、梨のおいしさと魅力をぜひ有効活用しよう。

■専門家プロフィール:松原郁実
管理栄養士、健康食育シニアマスター、きのこマイスター、スーパーフードマイスター。働き盛りのビジネスパーソンに向け、賢く・美味しく・楽しく食べるコツを伝えている。栄養相談、セミナー、執筆や出演など各種メディアで活動中。

柚木深つばさ(Yukimi Tsubasa)