日本語はあまり使わないが、中国ではしばしば使われる言葉に「強国」がある。日本語では「大国」と表現されるが、中国では「大国」と「強国」を意識して使い分けている。中国メディア・今日頭条は19日「中国が今もなお強国になれないのは、この要素が不足しているからに他ならない」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本ではあまり使わないが、中国ではしばしば使われる言葉に「強国」がある。これを日本語にする場合は「大国」と表現されるが、中国では「大国」と「強国」を意識して使い分けている。中国メディア・今日頭条は19日「中国が今もなお強国になれないのは、この要素が不足しているからに他ならない」とする記事を掲載した。

 記事は「現在中国は大国であるが、大きいだけで強くはない。農村人口が多く、北西地域の開発に難儀している。1人あたりのGDPも国際平均よりはるかに低い。そしてもう1つ、非常に重要な点がある。それは文化が大きく立ち遅れていることだ」とした。

 そのうえで「わが国の文化力は、経済や軍事などの要素と並べて論じることさえできないほど劣っている。外国人は文化を用いてわれわれ中国人が出すお金で儲けている。彼らは文化を世界に向けているが、われわれの多くの文化は閉じこもったままだ。外国人が中国語を勉強することが、わが国の文化の影響力を示すと思ってはいないか。彼らは中国の経済や技術に目をつけて、協力したいがために中国語を学んでいるに過ぎないのだ」と論じている。

 また「われわれの中に、外国製品を好み、自国製品を『パクリ』だと言って買おうとしない人がどれほどいることか。同じブランドバッグでも1万元のフランス製は買うのに、中国製になると500元でも要らないという。価格で中国文化を貶めているのだ」と指摘した。

 記事は、「今の社会、中国は基本的にみな西洋化してしまった。着るものも、食べ物も、自動車もだ。中国文化はますます薄れていき、少しずつ侵食を受けている。われわれは経済、軍事、科学技術を発展させるために、文化という要素を遠くに放り投げてしまった。文化は一国の精神的支柱であるにも関わらずだ。中国が強国になりたいのであれば、文化を拾いあげ、みんなで努力して発展させることだ」と訴えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)