北朝鮮が最も恐れるとされる米戦略爆撃機B1Bランサーが23日夜(日本時間)、武力誇示のため北朝鮮東沖の国際空域を飛行した。米国防総省が発表した。同爆撃機は米領グアムのアンダーセン空軍基地から飛来。沖縄の在日米軍基地所属のF15戦闘機と合流し、北朝鮮東沖を飛行した。アンダーセン基地で出撃の準備をするB1Bランサー(米国防総省提供)=24日、ソウル(聯合ニュース)
(END)
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の関係者は25日、米戦略爆撃機B1Bと戦闘機F15が武力誇示のため23日夜から24日未明にかけて北朝鮮東沖の国際空域を飛行したことについて、「韓米間で十分に事前協議が行われ、緊密な連携の下で(飛行)作戦が実施された」と伝えた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が米ニューヨークに滞在していた先週、韓米がこのことについて細かく協議し、その内容が文大統領に報告されたとしている。

 文大統領は日本時間で19日未明から22日午前7時ごろまでニューヨークに滞在した。北朝鮮の「完全破壊」に言及したトランプ米大統領の国連総会演説に反発した北朝鮮が、「超強硬対応措置」を検討するとした金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の声明を公開したのは22日午前7時直前だった。

 一方、青瓦台関係者は、文大統領が24日午後に突如として国家安全保障会議(NSC)全体会議を開いたことについて、先週から予定していたものだと伝えた。「これまでは北がミサイルを発射するたびに対応を講じるため開いていたが、事前に十分に状況を点検・分析して対応を練るNSCが必要だという大統領の言葉があった」と説明した。

 米爆撃機が北朝鮮東沖を飛行したことを巡り、米国が韓国と事前協議をせず、その対応を議論するため青瓦台がNSCを緊急開催したとする見方が一部で出ていたが、これを否定したことになる。