第44回ベルリン・マラソン。優勝を喜ぶエリウド・キプチョゲ(2017年9月24日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】第44回ベルリン・マラソン(44th Berlin Marathon)は24日、ドイツ・ベルリン(Berline)で行われ、エリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge、ケニア)が優勝を飾って現役最強のマラソンランナーという立場を強調したが、世界記録更新は逃した。

 キプチョゲは、今回が初マラソンとなったグエ・アドラ(Guye Adola、エチオピア)の挑戦を退け、公式タイム2時間3分32秒でフィニッシュ。アドラは14秒遅れで2位に入った。

 前夜の豪雨とレース中の小雨もあり、2014年大会でデニス・キメット(Dennis Kimetto、ケニア)が記録した世界記録の更新はならなかった。

 キプチョゲは「雨のせいで簡単なレースではなかった。ただありがたいことに風はそれほど吹いていなかった」と語った。

 一方で、元世界記録保持者のウィルソン・キプサング(Wilson Kipsang、ケニア)と昨年の優勝者ケネニサ・ベケレ(Kenenisa Bekele、エチオピア)がレース中盤に棄権するというサプライズもあった。

 世界新を狙っていたベケレは20キロ過ぎに先頭集団から脱落すると、最終的にはレースをやめた。またキプサングは30キロのポイントで突然走るのをやめており、明らかに体調を崩した様子だった。

 見事な走りをみせたアドラとの一騎打ちについてキプチョゲは「アドラを倒せてよかった。ベケレやキプサング以外とやりあうとは思っていなかった」と振り返った。

 2014年の世界ハーフマラソン(IAAF World Half Marathon Championships)で銅メダルを獲得した26歳のアドラは、終盤までリードを保っていた。アドラは残り6キロで抜け出して勝利を挙げるかに思われたが、キプチョゲはしっかりと追随し、残り2キロで10メートル差をひっくり返した。

 女子の部ではグラディス・チェロノ(Gladys Cherono、ケニア)が2時間20分23秒で優勝を飾っている。
【翻訳編集】AFPBB News