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人生の折り返し地点である40代。サラリーマンの7割が万年ヒラ社員で終わると言われている昨今、会社員として伸び悩む者が大半のなか、40代で人生を好転させる者もいる。同じ40代ながら、両者を分け隔てるものとはいったい何なのか。ここではある実例を紹介する。

◆花形部署からあえて異動し部長職をゲット
…天野清さん(仮名・45歳)/製造業/年収600万円→900万円

 新卒で入社し勤続20年、天野清さんはこれまで“可もなく不可もなく”な社員として3つの部署で働いてきた。

「営業が延べ15年と一番長かったのですが、成績はいいときでも中の上。ここでは決して出世できないと悟っていたんですが、それでもいいかと半ば諦めていました」

 特に目標もなく40代へと足を踏み入れたが、その直後に同世代の社員が聞いたこともない部署へと飛ばされる姿を見て戦慄する。

「いわゆる“追い出し部屋行き”だともっぱらの噂でした。そこで初めて『明日は我が身だ』と危機を感じましたね」

 そして彼は営業職に見切りをつけ、過去に2年間在籍した財務部への異動をみずから希望した。

「営業という花形部署から財務部への異動希望は驚かれましたが、『ライバルが少ない財務ならやれるんじゃないか』という気持ちがあったんです。営業ではトップになれなかったけど、財務でトップになってやろうと決意しました」

 具体的な目標が決まれば、自分に足りない部分も見えてきた。尻に火がついたかのように財務関連の書籍を読み漁ったほか、他社の財務担当者にも接触を図りそのノウハウを吸収。ライバルが少ないという読みが当たったこともあり、45歳で財務部長に就任した。

「30代の頃はこうなるなんてまったく想像しませんでした。『もうここしかない』と腹を決めたことで、ようやく変われた気がします」

 “勝てる場所で勝つ”。これも人生を好転させるひとつの手なのだ。

●伸びた要因……能動的に“自分をより生かせる場所”へとシフトできたから

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― 40代から[人生が好転する男]の特徴 ―