リチャード・プリングルさんと息子のヒューイくん(Richard Pringle/Facebook)

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 親にとって、子供を失うことほど辛い出来事はありません。幼い息子を亡くしたリチャード・プリングルさん(Richard Pringle)がフェイスブックに文章をつづり、多くの人たちの共感を呼んでいます。

 リチャードさんが長男のヒューイくん(Hughie)を脳出血で失ったのは昨年8月。突然の出来事に、家族は悲しみに暮れていました。ヒューイくんは愛情深く、優しい性格だったと話すリチャードさん。彼は息子を亡くしてから一年後、ふと思い浮かべた「父親として学んだこと」をノートに書き留めました。

 息子を亡くしてから分かった最も大切な10のこと

 キスと愛情は、与えすぎるということはない。
   時間はあるはずだ。自分がやっていることの手を休めて、たとえ数分でもいいから一緒に遊んであげること。その他のことは待たせておけばいい。
   写真でもビデオでも、できるだけたくさん取っておくこと。いつか、それが自分の持っているすべてになるかもしれないのだから。
   お金を費やすのではなく、時間を費やすこと。お金が重要だって?何をするかが重要だ。水たまりで遊んでもいいし、散歩でもいい。海でもキャンプでも行って、一緒に楽しむんだ。それが、子供たちが望むことなのだから。僕は、ヒューイのために何を買ったかなんて忘れたけど、何を一緒にやったかは覚えている。
   歌うこと。僕の一番ハッピーな思い出は、ヒューイを肩車している時、または車に乗っている時に一緒に歌ったこと。音楽が思いでを作ってくれる。
   シンプルな時を楽しむこと。夜の時間、ベッドに入る時、絵本を読む時。だらだらと過ごす日曜日。シンプルなことを大切に。こういう時間を、僕は最も懐かしく思う。それらの特別な時間を、無為に過ごさないで。
   さよならを言う時、愛している人たちにキスすることを忘れずに。それが、最後の別れになるかもしれないのだから。
   つまらないことでも、楽しく過ごすこと。ショッピング、ドライブ、近所への買い物。冗談を言って、笑って、自分が楽しむこと。それらは単なる雑用にすぎない。不機嫌に過ごすには、人生は短すぎる。
   日記をつける。自分の世界を明るくしてくれた子供たちが何をしたのか、書きつけておくこと。子供たちが言った面白いこと、やった可愛いらしいこと。僕たちは、ヒューイを亡くしてから、やっとこれをやるようになった。僕たち夫婦は、すべてを覚えていたいと思ったから。今は、長女のヘティー(Hettie)のためにやっているし、そのうち次女のヘニー(Hennie)のためにもやるつもりだ。これらの思い出を書きつけておけば、年を取ったときにそれらを見て愛おしく感じるだろう。
   もし、あなたに子供がいるのなら、おやすみのキスをしてあげてほしい。朝ごはんを一緒に食べて、学校へ一緒に行って、大学に連れて行ってあげてほしい。彼らが結婚するのを見届けてほしい。あなたは、本当に恵まれている。それを決して忘れないで。
 

 プリングルさんがフェイブックにメッセージを掲載すると、多くの感謝や励ましのコメントが寄せられました。

 「私も、もっとこういうことをやらなければ。泣けてきました」

 「10歳の双子に、これを読んであげました。二人とも泣いてしまいました!」

 「あなたの家族の勇気、強さ、愛が、多くの人を助けているはず」

 人間は、大事なものを失ってから、初めてその尊さに気づくことがあります。プリングルさんの言葉は、多くの子を持つ親たちを勇気づけることでしょう。

(郭丹丹)