急な腹痛や嘔吐、下痢などが食中毒の症状です。

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【写真を見る】食材を切ったら、すぐに消毒することが大切。

テレビや新聞などのニュースにて、連日のように報じられている食中毒。埼玉県で起きたポテトサラダによるO157の集団感染は記憶に新しいですが、感染源はまだはっきりと解明されていません。O157だけでなく、サルモネラ菌やカンピロバクター、腸炎ビブリオ菌など、食中毒の原因菌は身近にあふれています。食中毒を未然に防ぐためにも、家庭でできる対策をご紹介します。

 

■ 日本各地で食中毒が発生中!その原因は?

食中毒は、飲食店での食事やお店のお惣菜を食べて感染するイメージがありますが、それはほんの一部でしかありません。実際には、家庭での食中毒の発生も大変多いのです。では、少し涼しくなるこの時期に、なぜ食中毒が増えるのでしょうか?

その理由としては、酷暑の時期が過ぎて油断する、夏バテで体が弱っていて感染しやすくなるなどの理由が挙げられます。また、お祭や行事が多くなるシーズンは、とくに食中毒の感染リスクが高くなるようです。

 

■ どうすれば防げる? 家庭でできる対策

厚生労働省では、食中毒予防の3原則として「食中毒菌を『つけない』『増やさない』『やっつける』」をスローガンに掲げています。

「つけない」ためには、こまめに手を洗うことと、肉や魚を調理する際に、十分気を付けることが大切です。まな板や包丁は、使うたびに消毒し、きれいに洗いましょう。また生ものと加熱済みのものを触る箸も、別々に用意するといいですね。また、食材同士が触れないように、しっかりと封をしてください。

「増やさない」ためには、食材の温度の管理が肝心です。買ってきた食材は、すぐに冷蔵庫に入れましょう。冷蔵庫も過信しすぎず、なるべく新鮮なうちに調理して、なるべく食べきるようにしてください。

「やっつける」ためには、食材をよく過熱するといいでしょう。ほとんどの食中毒菌は、中心部を75度以上で1分以上過熱すると死滅します。ふだんより長めに火を通したり、電子レンジで追加加熱したりすることで、生焼けを防げます。調理のあとには、使った器具の消毒も忘れないようにしましょう。

 

■ 食中毒になってしまった!家庭でできる手当とは

食中毒を発症すると、下痢や嘔吐で水分が失われがちです。水やお茶、スポーツ飲料などを少しずつ飲み、脱水症状を起こさないように注意しましょう。自己判断で薬を飲むと、細菌やウイルスの排出を妨げ、余計に体調が悪化することもあります。

また、早く元気になりたいからと、普段どおりの食事を採ると、症状を長引かせることもあります。水様便のときには水分だけを、軟便になってきたら、おかゆやうどんなどの柔らかいものを食べるようにしましょう。

安静にしていても症状が治まらない場合は、すぐに医師の診察を受けてくださいね。