攻撃にほとんど絡めないまま、ピッチを退いた乾。期待されている分、悪さも際立つのかもしれない。写真は3節セビージャ戦。 (C) Getty Images

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 9月24日(現地時間)、リーガ・エスパニョーラ第6節で、エイバルは0-4でセルタに大敗を喫した。

 
 前半で3点を献上するなど、守備の脆さを露呈したエイバル。ホセ・ルイス・メンディリバル監督は「あまりに悪いミスが多過ぎた。セルタはゴールを奪うのに、大した労力を要しなかったことだろう。前節のバルセロナ戦(1-6の大敗)と同じく、悪い面が出てしまった」と振り返っている。
 
 ただ、攻められるべきは守備陣だけでなく、ホームで1点も奪えずに終わった攻撃陣にも最初から問題があった。それは、前半でメンディリバル監督が選手交代を断行したことからも明らかである。
 
 この交代劇により、わずか37分間の出場でピッチを去ることを余儀なくされたのが、乾貴士だった。スタメンで出場した彼は、定位置の2列目左サイドでプレーしたものの、ほとんどプレーに絡むことなく、34分にグラウンダーのクロスを入れたぐらいだった。
 
 FWのS・エンリクとの交代についてメンディリバル監督は、戦術上の決定だったことを、試合後に明かしている。(『マルカ』より)
 
「何かを変える必要があった。それまで、彼のサイドは明らかにうまくいっていなかったので、タカシを下げて変化を与えることにより、問題が解決するのではないかと考えた。しかし、この判断は正しくなかったのかもしれない。結果的に、状況は何も変わらなかったからだ」
 
 2試合連続で大敗を喫したエイバルだが、メンディリバル監督は「悪く考えてはいけない。今日も後半は良いプレーを見せていた。チャンスはあったが、それを活かせなかった。我々は強くなくてはならない」とポジティブな面も挙げている。
 
「選手は今夜、なかなか眠れないだろう。だが、悩むのは良いことだと思う。今日の試合で自分たちの悪かったプレーについてしっかり考えてほしい」
 
 こうも語った指揮官。前半での交代という憂き目に遭った乾も“眠れない”選手のひとりだろう。次戦以降での雪辱に期待したい。なおエイバルは次節、10月1日にビジャレアルとのアウェーマッチに臨む。