ドイツ連邦議会(下院)総選挙の出口調査結果が発表され、支持者らを前に演説するキリスト教民主同盟(CDU)党首のアンゲラ・メルケル首相(中央、2017年9月24日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】(更新、写真追加)ドイツ連邦議会(下院)選挙が24日、投開票された。アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相率いる保守系与党のキリスト教民主同盟(CDU)・キリスト教社会同盟(CSU)が勝利し、メルケル首相の4選が確実となった。一方で極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が初めて議席を獲得し、メルケル氏の勝利に影を落としている。

 出口調査によると、過去12年間首相を務めてきたメルケル氏のCDU・CSUの得票率は33%前後になると予想されている。ただ、この数字はCDU・CSUの得票率としては1949年以来最低となる。

 これに続くのがマルティン・シュルツ(Martin Schulz)氏を首相候補に据えた社会民主党(SPD)だが、CDU・CSUに大差をつけられ20〜21%にとどまる見通し。

 既成勢力にとって衝撃を与えたのが反イスラム・反移民を掲げるAfDの躍進で、得票率13%前後で第3党に躍進するとみられている。

 メルケル氏は、得票率が目標としていた40%に届かなかったことを認め、「私たちにとって大きな課題が新たに生まれた。AfDの連邦議会進出だ。AfDに投票した人の支持を取り戻したい」と語った。

 SPDにとっても第2次世界大戦(World War II)以後で最大の敗北となり、欧州の中道左派勢力にとっても新たな打撃となった。シュルツ氏は「厳しい日」になったと表明し、SPDはCDU・CSUとの大連立から離脱し、野党になる方針を明らかにした。
【翻訳編集】AFPBB News