8月26日に米テキサス州に上陸したハリケーン「ハービー」は、洪水などで甚大な被害をもたらしました。

同州では100万人超が避難し、1カ月が経つ現在でも被災地は後始末に追われています。

新聞広告の温かいメッセージが話題に

東隣りにあるルイジアナ州の都市・ニューオーリンズ市は、厳しい生活を強いられているテキサス州の人たちに向け、新聞の全面広告でメッセージを発表しました。その内容がとても温かいと話題になっています。

掲載されたのは9月10日(現地時間)付けの「ヒューストン・クロニクル」紙で、編集者のMatt SchwartzさんがTwitterに投稿したことで拡散されました。

Twitter/@SchwartzChron

Twitter/@SchwartzChron

妻と私は今朝のヒューストン・クロニクルの全面広告を見て、目が潤んでしまいました。(Schwartzさん)

ニューオーリンズ市は、2005年のハリケーン「カトリーナ」で大きな被害を受けています。

記事を読んだ人は、同じような災害を経験した者として、困難の中で思いやりと希望に満ちた言葉だと評価しています。

「テキサスの友人へ」

メッセージの冒頭では12年前、被災したニューオリンズ市民が、住宅や服の支給、学校や職場の確保といった援助を受けたことに触れています。

日常を取り戻すために役立ったという当時の支援について、「私たちにとっていちばん暗い時期に、テキサスの友人たちは平和と希望の光を見出させてくれました」と表現し、文末につなげています。

これからも皆さんが愛する生活は続くでしょう。皆さんは、私たちにそのことを教えてくれました。皆さんの勇気と気遣いは、私たちの街全体を励まし続けています。私たちはあなた方が隣人、友人、そして家族であることをこれ以上に誇りに思うことはできません。

テキサスよ、永遠に。我々は皆さんとともに。

メッセージを書いた人は

Schwartzさんは、このメッセージを書いた人について明らかにしています。

広告の依頼主はニューオーリンズ観光マーケティングコーポレーション(NOLA.com)で、執筆者は広告代理店に勤務するコピーライター、Andrew Hunterさんです。

Hunterさんはこの文章について、

「この言葉は自分のものではなく、街全体のものです。私たちは見知らぬ人から生涯の友となった人々から受けた優しさを忘れません」

と話しています。

同じハリケーンの災害を経験し、温かい支援を受けた経験があるからこその言葉。心から励まされたに違いありません。