「退屈」とは、実はストレスの1つ!?

そもそも、退屈とはどんな状態のことをいうのでしょうか?
私達人間は、「なにもやることがない」あるいは、「全く興味がない話を延々と聞かなければならない」「単調な作業をずっと繰り返さなければならない」時に、特に「退屈だなあ」と感じますよね。
そして、そういう時間が長く続けば続くほど、「退屈」している時間が苦痛になってきます。
苦痛を感じると言うことは、ストレスを感じている、ということです。
実は、「面白い!」「楽しい!」「集中しなきゃ!」などと言った、感覚的刺激を受けられない事に対する苦痛こそが、「退屈」という感情なのです。
一見、この「退屈」という複雑な感情は、知能の高い人間のみが感じる感覚だと思われますが、実は、犬達もこの「退屈」という感覚を感じる動物なのです。

退屈する時間が長いと、脳が縮む?!

最近のイギリスの獣医学の研究で、「長期間退屈な時間を過ごした犬の脳は縮んでしまう恐れがある」という研究結果が専門誌上で発表されました。
人間にも同様のことが言えるそうですが、感覚的な刺激の少ない環境下に長くいると、脳の神経細胞が死んでしまうため、脳が縮んでしまうのだとか。

犬が退屈している時の仕草

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お留守番をしている時、飼い主さんがお家にいても、家事をしていたり、本やテレビに熱中していたりすると、お気に入りの場所でずっと寝ている…ということはありませんか?
「大人しくしてくれて助かるなあ」と思いがちですが、シニア期に差し掛かった年齢でもないのに、眠ってばかりいるのは、退屈しているからかも知れません。
愛犬が、本当に眠たくて眠っているのか、退屈だから寝ようとしているのか、見分けることが出来ますか?
ちなみに、我が家の愛犬は、本当に眠たいときは、白目のところが赤くなっていて、眠たくないのに、寝ようとしている時は、白目は白いままです。
その目の色を見て、本当に眠りたいのか、そうでないのかを見分けます。

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なんとなく目に力が無く、目つきもぼんやりしていて、顔全体も緊張感がない状態です。

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足の先や、お腹などを舐めている時もあります。
あまり舐め過ぎると、皮膚炎を起こす事もあるので、注意が必要です。

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一人遊びの一つですが、しっぽを追い駆けて興奮しすぎると、しっぽを本気で噛んでしまって
怪我をすることがあります。

どうしたら愛犬を退屈させないように出来るか?

一人遊びが出来るコに

今は、犬が一人遊び出来るグッズがいろいろあります。
知育おもちゃや、おやつを入れる事が出来るコングなど、愛犬の体の大きさや、気性に合わせて、いろいろと選んであげましょう。
ただ、そのおもちゃを初めて与えた時は、おもちゃを食いちぎったり、誤った遊び方をして怪我をしたりしないよう、決して目を離さないようにしましょう。

一緒に遊ぶ

愛犬と遊ぶ時は、愛犬からねだられて遊びに応じるのではなく、必ず、飼い主さんが遊びの方法、遊びの開始、終了などの主導権を握った上で、「遊ぼうか」と愛犬を誘ってあげて下さい。
一緒に遊ぶのも、かくれんぼ、探し物を探すゲーム、ボールを投げて取ってくる…など、愛犬の個性、気質、体格などに合わせて工夫し、飼い主さんも楽しんで、一緒に遊んであげましょう。

まとめ

人間でも、「退屈」は苦痛な時間です。
フランスの小説家、ルナールは、「人生は短い。だが、それでも人は退屈する」という言葉を残しています。「犬の命は人間よりもずっと短い。それでも犬は退屈する」、ということですね。そして、こんなロシアの作家、プーシキンも、こんな格言を残しています。
「理性を有する動物は、すべて退屈するものだ」と。なるほど、犬達が「退屈」という感情を持っている、ということは、理性も持っている、ということになります。そう考えると、いかに犬達にとっても、「退屈する」という状況が、どんなに苦痛か、わかる気がしてきますね。
犬の寿命な、平均10年から13年。一緒にいられる時間は、そう長いとは言えません。その間、出来るだけ、愛犬が「退屈だ」と感じる時間を少なくしてあげようと努力するのも、飼い主の務めではないでしょうか。