蔡英文氏

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(台北 24日 中央社)与党・民進党の全国代表大会(党大会)が24日午後、台北市の圓山大飯店で開かれた。同党の主席を兼任する蔡英文総統は談話で、同ホテルは民進党が結成された場所だとした上で、「民進党は団結によって谷底から這い上がってきた」と述べ、与党として国民の信頼を得るためには更なる団結が必要だと呼び掛けた。

蔡総統はまた、党内外の環境が大きく変化する時、党には新しい方針が生まれ、台湾を新たな方向に導いていくと述べ、その指針として、▽世界情勢▽中国大陸▽世界経済の発展スタイル▽台湾社会、以上4つの変化に的確に対応するべきとの見解を示した。

この中で、中国大陸の変化について、中国大陸の台頭は明らかで、感情的に憎悪したり、むやみに機嫌を取るような方法では現実を直視できないと指摘。「台湾の主体性と主権を堅持する前提の下で、新しい相互関係を模索しなければならない」と強調した。

また、台湾社会が抱える諸問題の解決を目指し、来週にも、▽外交と国際参与▽地域の安全と両岸関係▽国防▽自由、人権▽政治体制▽経済など計12分野について、来週にもシンクタンクによる項目別の検討と討論が始まることを明らかにした。

蔡総統は、これまで実現に至らなかった「選挙権年齢の引き下げ」「基本的人権の保障の強化」「一票の格差問題」など国民の関心が高い議題にも言及。民主憲政体制の改革に重きを置く姿勢を示し、台湾のためによりよい土台を築きたいと強調した。

一方、党大会では、収賄罪などで収監され、現在は現在南部・高雄市の自宅で療養中の陳水扁元総統の特赦に関する議題が組み込まていたが、定員数に満たず採決は見送られた。

(葉素萍/編集:塚越西穂)