名将グアルディオラ、試合内容に激昂 ボールボーイと作戦会議「ペップトーク」が話題

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リーグ最下位相手に攻めあぐね、少年に「ボールをより早く動かす必要性」を説明

 マンチェスター・シティは23日に行われた第6節の本拠地クリスタル・パレス戦で5-0と勝利。

 開幕6試合を終えて5勝1分、得失点差でライバルのユナイテッドを抑えて首位に立っているが、クリスタル・パレス戦でスコアに表れない部分でペップ・グアルディオラ監督はフラストレーションを抱えていたようだ。英紙「デイリー・メール」など複数のメディアが報じている。

 今季5戦全敗、いまだ無得点のリーグ最下位相手に、マンチェスター・シティは前半、攻めあぐねた。ポゼッションフットボールを標榜するグアルディオラ監督は、ボール回しが鈍いチームに怒りを隠そうとしなかった。そこで、指揮官は“予想外”の行動に出る。同38分を過ぎたところでピッチサイドにいたボールボーイを手招きし、肩に手をかけて何やら耳打ち。頷く少年の頭を触り、ポンポンと頬を軽く叩いてテクニカルエリアに戻ったが、英紙「デイリー・メール」によると、ボールボーイに「ボールをより早く動かす必要性について説明した」という。

 “作戦会議”が功を奏したのか、直後の前半44分にドイツ代表MFロレイ・ザネがスペイン代表MFダビド・シルバとのワンツーで抜け出して先制弾を奪った。記事によれば、それでも低パフォーマンスに納得がいかないグアルディオラ監督は、ハーフタイムに自分の椅子を蹴り飛ばすほど激昂したというが、これでようやくチームが目を覚ます。

 本来のピッチを広く使った攻撃を見せ、後半6分、14分にイングランド代表FWラヒーム・スターリングが立て続けにゴール。たたみ掛けるシティは、同34分にザネのクロスをアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロがヘディングシュートを決めると、終了間際にはイングランド代表MFファビアン・デルフが豪快なミドルシュートを叩き込み、チーム5点目でトドメを刺した。

「前半はボールを動かせずに苦しんだ」

 グアルディオラ監督は試合後の会見で、「前半はあまりにも多くの(ボール)タッチがあった。リズムが遅くなり、ボールを動かせずに苦しんだが、ハーフタイム前の10分、15分で改善された。後半はもっと良かった。(前半44分の)ザネのゴールが非常に大きかった」と振り返ったという。

 各国メディアも、ゴールラッシュを呼んだ指揮官とボールボーイのやり取りを特集。英紙「デイリー・スター」が「ボールボーイのための“ペップトーク”」、英公共放送「スカイ・スポーツ」は「ペップ・グアルディオラがマンチェスター・シティのボールボーイにアドバイスを与える」と伝えれば、トルコメディアの「Tribun Dergi」は公式ツイッターに「グアルディオラはボールボーイとピッチで戦術会議」と記した。

 ボールボーイとの“魔法のミーティング”は、今後語り継がれていくことになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images