土曜日の岡崎のゴールについて、イングランドが誇る2大レジェンドの意見は分かれた。(C)SOCCER DIGEST

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 土曜日のリバプール戦で岡崎慎司の挙げたゴールが、ちょっとした物議を醸している。
 
 試合はアウェーチームが3-2でレスター・シティを下した。試合をライブ中継した『BT Sports』はそのレビューコーナーで、解説者とともに得点シーンを確認。検証したのは元イングランド代表レジェンド、スティーブン・ジェラードとリオ・ファーディナンドだ。
 
 ゴールの流れはこうだった。前半のアディショナルタイム、レスターの左CK。ゴール前での競り合いからボールがゴール前へこぼれ、素早く反応した岡崎がつま先で押し込んだ。番組では何度もCKキック直後の映像をリプレー。ボール処理に向かうリバプールのGKシモン・ミョノレの左腕を、岡崎がブロックしているように見える。失点後にミニョレと主将のジョーダン・ヘンダーソンに猛抗議したのは、これがファウルだと主張したからだ。
 
 現在、古巣リバプールでU-19チームの監督を務めるジェラードは、真っ向からクレームを付けた。
 
「キーパーに対するこうした対応は、すべてファウルだと僕は思う。(スロー再生に合わせて)ほら、ここだ。100%ファウルだよ! オカザキはシモンの腕を引っ張って、クリアしようとする彼の動きを封じている。じゃなきゃ簡単にパンチングできたと思うんだよね。シモンが不憫でならない。またいつものようにいわれのない批判を浴びてしまうんじゃないかな」
 
 隣で聞いていたファーディナンドは、親友の発言に頷きながらも、やや異なる見解を示した。岡崎はレスターのためにでき得るかぎりの仕事をしたと。
 
「でもこれは、センターフォワードの仕事だからね。一般的に小柄なセンターフォワードは、キーパーに対してこうした動きをするし、今回は彼が上手くやったということ。副審と主審の目をかいくぐり、ひとつの成果を上げたんだ。だいたいシーズンに一度くらいは上手く行く。今日は彼がそれをモノにした、それだけのことだ」
 
 プロボクサーへの転向を発表したばかりの元CBは、フットボールの世界では得てして起こるものと肯定的に捉え、岡崎を擁護する形となった。
 
 いずれにせよ、判定は覆らない。これで岡崎は公式戦6試合出場で4ゴール目。ラッシュを続ける「厄介なストライカー」として、英国内でも注目の的となっている。